見出し画像

「ぶっちゃけ」


ぶっちゃけ・・・「打ち明ける」が変化して訛ったものとされており、心の中を打ち明ける、秘密を隠すことなく晒す、という意味の言葉。


「ぶっちゃけていうとね」と言われると、なんかちょっと物事の本質に触れられるかのような期待感、この人の本音が聞けるのかなと言ったワクワクした氣分になったりするのだけど。

でも残念かな、期待通りだったことはあんまりなくて(笑)

それは当たり前なんだけどね。だって、その人の心の内の打ち明け話が、私にとっていつもワクワクするような暴露話だったりするわけがない。

ごくごくたまーに「ええ!?そんな事思ってたの?それは初耳だわ!」的なことを聞けたらラッキーだなぐらいに思っとかないと、「ぶっちゃけ、って言ったけど、肩透かしだわ、つまんないの」となりかねない。

しかも「ぶっちゃける」程度にも個人差あり。全く同じレベルでぶっちゃけるってことはありえないからね。。。


この「ぶっちゃけ」という言葉を使う人、案外多い氣もする。

何度も「ぶっちゃけ」られる人には「そんなに、自分を晒け出せるんだ〜すごいな、勇氣あるなぁ〜」って密かに思ったり😝


人はなかなか本心を他人に晒せない。本音で言えば、とってもドス黒い考えを持ってたりするような事柄でも、当たり障りのない言葉を発してその場を収めている。そして、それが「大人になる」だとか「社交性を身につける」だって言われている。そこがうまく演じられずに、ドス黒さが何かのはずみで漏れ出てしまったら、あら大変!有名人だったりするとSNSでの大炎上となっちゃったりするわけで・・・


本音をぶっちゃけても大丈夫な相手かどうか、そこも大事なポイントだとも思う。

相手の心の中にドス黒い何かがあって、それをたまたま聞いたとしても

「あら、貴方はそう思うのね、私とは違うけどね」

コレで収まれば何の問題もないんだと思う。そして、そんな風でいながら人と人が繋がれるっていうのが自然なんではなかろうか?と常々思っている。


ところが・・・だ。ぶっちゃけ、最近の世の中、なんか変だなぁと思うのが

「あの人、こんなドス黒い事言ってたわよ〜!」「ええ!酷い!私たちとは違うわね〜!」「そうそう!違うわよ、私たちそんなドス黒くない!」(ホンマか?)

「ギャー!こいつドス黒い!変だ!もう消えてなくなれ!」「そうだそうだ!消えろ消えろ!」


いや、ただ単に、自分と違う考え方だったってだけの話でしょう?

それなのに、ほんのちょろっと「ぶっちゃけられた側」がそこまで過剰反応するって一体?!と、実は割と幼い頃から思ってきた。最近特にこの傾向が酷くなっている氣がするんだよね。。。


もちろん、ぶっちゃける事柄の「質」にもよるかなとは思うのだけれど。

それでも「消えてなくなるまで」騒ぎ倒すっていうのは、「ぶっちゃけ」行き過ぎだと思うんだけどね。。。💦


ぶっちゃけ・・・そんなこんなの世の中で、リアルに「ぶっちゃける」のが怖くなって、文字の世界「note」に入り浸って、ポチポチとキーを打っている。そんな私なのかもしれないと思ったりもする・・・。

あ・・・今日はかなり「ぶっちゃけ」たような氣がする・・・

私って勇氣ある人だったんだわ・・・😁



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?