あたらしい火曜10時。

何も観ても駄目だった。

好きだったバラエティを観ても、録画して保存しておいたドラマを見返しても。何を観ても最後まで観ることが出来ずに、途中でテレビを消すを繰り返した。
お気に入りだったYouTuberのチャンネルも、途中で集中出来なくなって消す。
唯一、見終えることが出来るのは、春馬の出演している映像だけだった。
楽しい、と、苦しい、を同時に摂取することになっても、私にはそれしかすることが無かったし、出来なくなった。

今日から新しい火曜10時のドラマが始まった。
私は中村倫也が好きだ。
ここ数年、推しに推している俳優さん。
だから、発表があった時はすごくすごく嬉しかった。
ただ、カネ恋放送開始前に既に告知があったので、正直実際は複雑な気持ちだった。嬉しいのに、苦しくて、複雑な感覚。


今日一日、何とも言えない怖さがあった。
何をしても、先日放送が終わったカネ恋を思い出してしまう。

ああ、本当なら、こんな風に沢山沢山番宣をして、初回放送日にはテレビジャックをしたのだろうな。
ああ、本当なら、Twitter、インスタアカで、カウントダウンをしたのだろうな。
ああ、本当なら、今日は、まだ最終回さえ、迎えてなかったんだな。

本当なら、そこに当たり前に、春馬の笑顔があったのだろうな。


本当なら、って、だから何なんだ。と。
うるさい自分。と。
今この現実が、本当なのだから。

楽しみなのに、何で自分は。考えても仕方ない事ばかり、考えてしまうのだろうって、やっぱり自分が嫌になった。
大好きな倫也さんのドラマさえ、最後まで観ることが出来ないかもしれない、と。


最近あまり飲むことが出来なくなっていたお酒を飲もうと思った。日本酒。ガブ飲み気味に。(とても良くない)
それくらいに何だか落ち着かなかった。



結果、最後まで、観ることが出来た。
ストーリーもキャラクターも、普通に楽しく感じられて、気付いたらにこにこ自然と笑っていた。(主人公のききちゃん、ものすっごくかわいい)


ああ、良かった、と思った。
何だかほっとして、結局ボロ泣きしながら観たけど。
好きなものを、好きと感じられることって、こんなに嬉しくて幸せなことなんだなぁ、と改めて思った。
心の底から、ありがとう、って無意識に口から溢れてしまった。


気分が上がっても次の瞬間には下がったり、その繰り返しなのは分かっているけど、その都度、わーーーーーーーーーー!!!!って枕に顔を埋めて叫んでやる。よし。

来週も楽しみ。




あとさっき、カネ恋のシナリオブック発送メールも来た。
盛大にネタバレを読んでしまって(自分のせいだしそこまで気にはしないが)、ハラハラした気持ちになってしまっているけど、これも楽しみ。

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