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(病を学ぶ)①糖尿病

世に溢れる病気。
やっぱり簡単にどんな病気か頭に入れてはおきたい。
まず生活習慣病から簡単に勉強してみた。

糖尿病

糖尿病は、血糖値(血液中に含まれるブドウ糖の濃度)が高い状態になる病気。

食事などで摂取された糖質は、ブドウ糖に分解され血液中に吸収される。

ブドウ糖はいろいろな臓器や組織でエネルギーとして使われますが、そのために必要なホルモンがインスリン。

インスリンが不足したり、効きが悪いと、使われなかったブドウ糖が血液中にあふれ、この状態がつづくと糖尿病を発症する。

原因

おもな原因は、インスリンの不足や働きが悪くなること。

●1型糖尿病

インスリンを分泌する膵臓の機能に障害が起こり、インスリンが慢性的に不足することで発症。
日本では糖尿病患者の5%以下が1型糖尿病。

●2型糖尿病

インスリンを分泌するタイミングが遅れたりインスリン自体の働きが悪くなったりして発症。
糖尿病患者の多くが2型糖尿病。

食べすぎ、高脂肪・高カロリーの食生活、運動不足やストレスが多い生活、肥満などが誘因になるが、遺伝の要素もある。
インスリンを分泌する膵臓が疲弊して発症する。

●その他
妊娠をきっかけに発症する妊娠型糖尿病
遺伝性の糖尿病
膵臓や肝臓の病気が原因で起こる糖尿病がある。

症状

糖尿病は、初期段階ではほとんど自覚症状が無く

血糖が高い場合→喉が乾く、水をよく飲む、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすいなどの症状が出る場合もあるが
多くの場合は気づかないうちに進行し、糖尿病と診断されたときには合併症をひき起こしていることも少なく無い。

糖尿病で怖いのは合併症。
血糖値の高い状態がつづくと、血管に負担を与える。

目や腎臓、神経などにある細い血管が傷ついて発症するのが糖尿病性網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害の3大合併症。

治療しないと、失明や人工透析、足の壊疽(えそ)による切断など重篤な状態に陥ることがある。

また糖尿病は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患などのリスクも高める。

治療
糖尿病治療の目的は「血糖値のコントロール」

食事療法と運動療法が治療の基本。
それでも血糖値のコントロールがうまくできないと薬物療法(薬による治療)が行われる。


●食事療法

これまでの食生活の問題点を見つけ出し、適切なエネルギー量で栄養バランスのとれた食生活への指導が行われる。

●運動療法

運動不足は糖尿病を発症する原因のひとつであり、食事療法と並行して運動療法が行われる。
適切な運動の継続により
血糖値が下がる
インスリンの働きがよくなる
動脈硬化を抑制する
体脂肪や内臓脂肪を減少させるなどの効果が期待できる。

●薬物療法

飲み薬と注射薬が使われる。
インスリンの分泌を促す、インスリンの効果を上げ血糖の代謝を促進させる、食後すぐにインスリンを分泌させる、食事でとった糖質の分解・吸収を遅らせるなど、症状にあった薬が使われる。


       引用:参考文献 皆の家庭の医学より

ムズい

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