沼

学業

久々に家庭教師をしてしまった。

高校1年生の男の子だ。

進路指導に30分、数学に2時間、久々に頭を使った。

進路指導では、まず「今したいこと」「これからしたいこと」をノートに箇条書きしてもらい、将来の目標と大学の関連性を話した。

次は、具体的目標設定と計画立案の重要性を説き、本人の口から、志望校と当面の勉強スケジュールを決めてもらうことにした。

何よりも、目標の明確化とスケジュール管理を習慣化できるようになってほしい。

これは社会人になっても、人生においても重要なことだからだ。

数学の2時間は楽しかった。

久々に、不等式や二次方程式を勉強し、高校時代を思い出しながら自分でも解いてみた。

怠けていただけでやればできる子だ。

まずは、簡単なところから自信をつけてもらい、凡ミスを無くし、スピーディに計算処理できる訓練をすれば、志望の大学も夢ではない気がする。

今度の試験が終わるまで、彼のモチベーションを維持し、試験結果が納得のいくものになるように、来週の予定を入れて終了とした。

この歳になると二周りも離れた高校生と会話することなどあまりない。

「今の若者は・・・」という言葉は、大昔から使われてきた。個別にじっくり話してみると自分の頃と大して変わってはいない。

彼と時間を共有することで、私も彼から何かを学んでいきたいと思った。

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