八回
高校時代
夜の10時 友達からの電話が・・・・
息を切らし弾んだ声でヤツは言った
ヤツ 「やったあ~!」
オレ 「あ?」
ヤツ 「やったぞ!遂にやったあ~!」
オレ 「だからなんだよ!?」
え!?
えええええええええええ???
なんと、初エッチの報告だ
う、うらやまじい・・・・
携帯電話もコードレスもない時代
家族の手前声をひそめ必死にあれこれ聞こうとするオレ
「あれ」「それ」の連発では埒があかない
得意げに話続けるヤツを制し
「来い!すぐ来~~~~~~~~い!」
少したってヤツはやってきた
満面の笑みを浮かべたヤツを部屋に引き込み
事情聴取を開始
ヤツの話によると相手はバイト先のお姉さんで
入社当時からヤツに目をつけていたらしい
休みが重なった今日彼女からデートのお誘いが・・・・
午後から始まったというデートの説明を
ぐだぐだいうヤツを張り倒し
夕方からの彼女の部屋での活動を吐かせる
未知の世界に想いを馳せながら
妄想を膨らませるオレは
自信たっぷりに解説するヤツに尋ねた
オレ 「いったいどんだけしたんだ?」
ヤツ 「8回!」
オレ 「おぉぉぉ、どうやったんだぁぁぁぁ?」
ヤツは体を前後に揺すりながら、誇らしげにこう答えた
ヤツ 「1回!2回!・・・・」
オレ 「・・・・」
「???」
「・・・・(8往復?)」
#恥ずかしい話
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