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2023エターナルウィークエンドアジアレガシー常滑に参加した記録

1はじめに

こんばんは。MTGレガシーでニックフィットひたすら擦ってるkoikeです。今回、割と自信のあるデッキリストでレガシーの超大型大会に参加したのでそのレポートを挙げようと思います。基本的にMTGに関わることしか書きませんが、とりあえず、言っときたいのは、常滑遠い!山梨から名古屋がまず遠く、名古屋から会場のスカイエキスポ(中部国際空港駅近く)までも遠かったです。しかも空港付近風が強くて超歩きづらかったです。前日に仕事休み取ってて本当に良かったと思いました。まあ、例の如く前日は興奮してあまり眠れませんでしたが( ̄▽ ̄;)

2デッキリストとメタ予想

今回大会前にそこそこ勝てていたデッキがアブザンスモッグニックフィットと、ジャンドコントロール寄りのニックフィットだったため、どちらかで行こうと思ってましたが、なかなか勝率が安定せず、自分としても歯噛み続きの日々でした。しかし、ジャンドコントロールでリーグ1-4した時に、気分転換に好きなこと詰め込んで、更に配信でコメント戴いたsaw in halfを無理やりねじ込んだ、ある意味勝っても負けても楽しめることを狙ったリストを適当に作って回したところ、何故かいきなりリーグ5-0してしまいました。


今見ても好きな要素全て入ってる(笑)

真面目に作ったデッキより明らかにこのデッキの方が明確に勝てる場面が多く感じ、勝率に直結するヒントがこのリストと前のリストの違いにあるのか、と比べた結果、分かったのが、キルターンの早さと行動指針のブレなさにあるのかな、と言うことでした。アブザンスモッグは指針のブレ、ジャンドコントロールはキルターンの遅さでなかなか勝てないのでないか、と分析し、上のデッキをブラッシュアップしたデッキが以下のリストになります。

[PLANESWALKERS]
1 飢餓の潮流、グリスト
[CREATURES]
1 ドライアドの東屋
1 森を護る者
4 老練の探険者
4 オークの弓使い
1 Indoraptor, the Perfect Hybrid
4 波乱の悪魔
2 アルゴスの庇護者、ティタニア
3 ケイオス・ディファイラー
4 大いなるガルガドン
[INSTANTS]
4 むかしむかし
[SORCERIES]
4 緑の太陽の頂点
4 陰謀団式療法
2 破滅の終焉
[LANDS]
1 Badlands
2 Bayou
1 Taiga
1 冠雪の山
1 冠雪の森
1 冠雪の沼
1 山
4 新緑の地下墓地
2 森
2 樹木茂る山麓
1 沼
3 耐え抜くもの、母聖樹
1 魂の洞窟
[SIDEBOARD]
1 溜め込み屋のアウフ
3 敵対工作員
3 破滅的な行為
1 トキシクレイン
3 精神壊しの罠
4 虚空の力線

基本はガルガドンと波乱の悪魔やティタニアを揃えて勝つのですが、特筆すべきはニックフィットとは思えない程のキルターンの圧倒的な早さと指針の立てやすさです。妨害無しなら
1ターン目土地、ガルガドン待機(ガルガドン10)
2ターン目土地、老練唱えてサクッて波乱の悪魔唱える(ガルガドン8)
3ターン目
①パターン
波乱の悪魔で殴る➡️緑頂点X3でインドラプトル6/4で出す➡️ガルガドンで土地サクッてインドラプトルに3回ダメージ飛ばす、で21点
②パターン
土地セット、2体目の波乱の悪魔出す(ガルガドン7)
➡️ガルガドンで土地5つ食べて10点、波乱の悪魔最後に食べて3点、ガルガドン唱えて速攻アタックで9点、合計22点

等の三キルパターンが頻発します。基本的には波乱の悪魔、ガルガドン、老練がそれぞれあれば勝てるので、キープ基準も分かりやすく、更にむかしむかしや緑頂点、緑終焉(これだけは集合した中隊や緑黄昏と最後まで悩みました)でデッキが回りやすくなっているのでキープさえ間違わなければほぼ毎回似たゲーム展開が出来ます。なので、重要なのはキープの腕にあり、ひたすらそれを覚えるために大会前に一人回ししまくりました。土地1+むかしむかしはキープできるのか、ガルガドンの無い手札のキルターンはどのくらいか、等、回してみて、感覚を掴むまでが大変でしたが、分かってくるとこういうルートもあるな!と気付いたりして、かなり回しがいのあるデッキに感じました。
これである程度自信がついたので、後はメタに合わせてサイドを考えるのみです。
今のレガシーメタはかなり良環境で、昔のように王者としてデルバーがいるわけでなく、豆の木コントロールからペインターコンボ、ゴブリンストンピィなど、様々なデッキが覇を競っていて、所謂常勝デッキはあまり居ないように感じています。その中でも自分のデッキで意識しなければならないデッキとしては、各種1キルデッキと黒単がありました。
上記三キルパターンでは1キルには絶対勝てません。なので、安定して先行1キルを狙ってくるデッキ、即ち、ベルチャー、スパイ、鏡ANT辺りには専用のサイドを取る必要があると感じました。あとは黒単ですが、場合によってメインから虚空の力戦入ったり、ダウスィーの虚空歩きや敵対工作員がクリティカルに刺さるので、ごく稀に波乱の悪魔+ガルガドンが揃って勝つこともありますが、対策したところでほぼ勝てないのが分かったので(対策カードを手札にいれるためのサーチ、ドローがそれぞれ工作員とオークの弓使いに止められてしまう)、いっそ対策は割りきってしない、と言う方向で調整をしました。これはギリギリまで悩んだ決断で、稲妻や砕骨の巨人をサイドから入れる、等も考えたのですが、サイド枠を取るにはあまりに枠が不足しているため、泣く泣く、却下となりました。

3結果

①ティムールデルバー 1-2負け。

ガルガドン出てきて波乱の悪魔&ガルガドンで殴りに行った返しで相手のトップ水流波➡️ダクロウで絶望。ダブマリしたのも効いた。

②BRリアニ 2-0勝ち。

相手がカウンターと忍耐を警戒してぶっぱなししなかったお陰で、波乱の悪魔ガルガドンが間に合ってメイン取れた。二本目は虚空の力戦で相手どうにもならず勝ち。

③UBリアニ 2-1勝ち。


ショーテルやらリアニやらで一本目は散々だったが、二本目三本目と全体的に相手がついてなくて勝ち。

④ジェスカイコントロール2-0勝ち


一本目はケイオスディファイラー連打でダクロウ捌いて勝ち。二本目は相手がダブマリ土地事故にこっちオークやら敵対工作員で蓋して勝ち。

⑤フードチェイン 2-0勝ち

一本目、二本目ともに波乱の悪魔が悪さして勝ち。二本目はフードチェイン2回出されたけど、母性樹とケイオスで割れてついてた。
実は対戦相手の方が元々の地元岩手で通ってたカドショの方だったので、久々に会えてとても嬉しかったです。


⑥ゴブリン(ステッカー入り)1-2負け。


一本目相手先手、二本目こっち先手でお互い超速攻。三キルしたりされたりで1-1。三本目は相手先攻ゴブリンラッキー、こっちはむかしむかしから老練スタート出来ず仕方なくセラピーでマクサス指定して大惨事避けようとするも、ニターン目ステッカーゴブリン➡️雄叫ぶゴブリン➡️スカーク炭鉱者展開から雄叫ぶの起動型能力で全員速攻パワー修正で11点。返しのターンでも老練引けず、緑頂点1で老練立てたのみで死亡。相手七枚キープなら速攻で来るから老練無い限りマリガンすべきだし、破滅的な行為は遅すぎて今のゴブリンには刺さらない。敵対工作員は駿足が偉いので入れる。

⑦スゥルタイデルバー2-1勝ち。


相手のデルバーの反転がなかなかせずにこっちの体制整って勝ち。
3本目はガルガドン&波乱の悪魔揃って勝ち。

⑧カスケードクラッシュ1-2負け。


一本目はサイ4体出るも、波乱の悪魔2体&ガルガドンで勝てたが、二本目袖の下でティタニア2回パクられ、一回目は何とか凌いだが二回目は無理で負け。三本目は土地が来ずマナが3で止まり、相手の借り手に殴られ続け負け。三本目は山も老練も来なかったのと、重いカード引き続けたのが災いした。サイド後に衝撃の足音全抜き&袖の下のみサイドインしていたらしく、衝撃の足音対策のディードが無意味になっていたよう。サイドインアウトの考察が必要か。

⑨スニークショー0-2負け。


一本目は普通に負け。二本目はスニークでエムラクール走るも、ケイオスディファイラーでスニーク2枚割って更地に敵対工作員でライフ2まで詰める。しかし相手トップが三枚目のスニーク➡️エムラクールで負け。惜しい。サイド後に基本的に5マナ貯めてスニークアタックで決めてくるので、マナが超重要。老練全抜き推奨。

4反省点

一人回しで安定して回るキープ基準は多少見えてきたけれど、勝つためのキープ基準がおそらく間違っているケースが割とあったと思う。例えば1ターン目陰謀団式療法、2ターン目オークの弓使い&療法フラッシュバック、3ターン目飢餓の潮流グリスト、みたいな手札は各ターンしっかりマナを使いきった動きではあるがデルバーにしか有効でないコントロール寄りの動きであり、実は負け筋になってること多いと感じた。それよりは前述の老練ガルガドン波乱の悪魔揃えてのロケットスタートを目指すべきであり(特に先手、相手のデッキ不明時)、サイド後にセラピー何枚かサイドアウトするのも考えないといけない、と思った。
総じて、実践経験が足りないのが問題、と感じた。適切なサイドボードと適切なキープが出来ればよりデッキは強くなりそうに思う。
あとデッキ作る段階で薄々感じてたことだが、破滅的な行為はこのデッキに合っているのか?
ウルザの物語要する8castやペインターには劇的に刺さるが、前述のように最速勝利の動きをするのなら破滅的な行為を設置してる暇はない訳で。うーん。

むしろゴブリンと8castをこれ一枚でガッツリみる方が(妄言?)

5おわりに

前回のコンベンションでは負けまくって非常に悔しい思いをしましたが、今回は五回戦折り返しまでは4-1と、上振れで非常にデッキが強くなっている(デッキの自力があると言うか)のを感じました。後はこのデッキのポテンシャルを十分に活かせるように精進していきたいと思います。ある程度結果を残せたらまたサイドインアウトの解説などしていこうと思いますので、よろしくお願いします!
それでは皆さん楽しいレガシーライフを♪

6追記

ちなみに、コンベンション二日目は、いつもお世話になっているkanicanさんと、野良でスタン大会出るまでの間のみ付き合ってくれた小川さんとでチームレガシーに参加し、チームとしては2-1でしたが、困ったときに横のチームメイトと話し合いながらプレイしていくのとても珍しく、楽しい体験をさせて頂きました。とても面白かったので機会があればまたやりたいな、と思いました。
そのあとTwitterでフォローさせてもらっている、ニックフィットヴァラクートの使い手であるシェリさんhttps://note.com/sheri0022/n/nb0822c9c4727)とリアルでお会いし、ニックフィット談義して、今後の構築に向けての話などして帰宅しました。
色々な人と会えてめちゃめちゃ楽しかったです。

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