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エターナルパーティ2022東京冬に向けての調整録

現時点でのデッキ調整について考えた変遷についてまとめてみました。またデッキが本番では変わるかもですが、自分がどういう思考過程、デッキの変遷を経て調整していったか、備忘録的に残しておこうと思います。

①スモッグコンボ搭載型ジャンドカラー

前回の大会で使用したデッキ。やはりデルバーにメインでは勝てないことや、スモッグ自体が(強くはあるが)あまり好きではないコンボのため、一旦封印し、別の道を探すことに。

②ガルガドン+波乱の悪魔入り誘発マシマシジャンドカラー

まずは自分の欲望に沿った形から入って納得行く形を探そう、と好きな要素のみを詰め込んだデッキから。当然誘発多すぎて紙では回せないが、やはりサクリファイス要素に寄せた方がシナジー的に良さそうなことを再確認。

③トランプルシナジー重視のジャンドカラー

クリーチャーとしてはそこそこ強めだが…。

ミンスクブーが超強いため、カラカスでバウンスされるハムスター以外にトランプルをマシマシにして、ミンスク自体をかなり強く使える形を模索。ヒデツグが全てを貪る+強行突破、ミンスクでヒデツグ(三章目)を強化して一気に敗北条件圏内まで進める等、ヒデツグを中心に構築したが、そもそもヒデツグが殴り始めるのが出してたから四ターン後という致命的遅さが気になって解雇。強行突破も単品で仕事しないので弱かった。

④妨害札主体のジャンドカラー

強さが段違いのカード筆頭

敵対工作員とマラレンのコンボも搭載した形。とにかく妨害に寄せて、ミンスクブー殴りきるまで相手に何もさせないプランを考えた。しかし、ニックフィットの性質上の問題で、土地を相手に与えてしまうため割と色んなカードがプレイされやすくなってしまい、此方の置物置いても早く除去されてしまうゲームが散見されたため終了。この辺りから、除去される置物より、ニックフィットにはシンプルに手札破壊が強そうと言う感覚があった。

⑤即時換装コンボ内蔵型アブザンカラー

即時換装と献身のドルイドから無限マナ出して、薄暮見の帳簿兵をゼニスで持ってきて歩行バリスタ手札に加えて即死を狙うコンボデッキ。思った以上にコンボパーツが揃わないのと、献身のドルイド、帳簿兵が弱くて断念。

⑥ガチガチコントロール寄りフェアジャンドカラー

手札より盤面をコントロールすることに長けたカードを集めたジャンドカラー。盤面に干渉することが出来ない黙示録シェオルドレッドは抜き、それに伴い森の知恵なども抜いた。
波乱の悪魔+ガルガドンは誘発能力が多彩すぎてMOでないと処理しきれないのと、やはりコンボと、より遅いコントロールデッキに勝てず断念。

⑦スモッグコンボ搭載型緑黒ニックフィット

ある対戦相手の方(いつもお世話になってます)から、スモッグの方がプレッシャーが段違いに強く相手のミス等も誘いやすいのでないか、と指摘を受け、スモッグに戻ることにしてみた。ヒムとか手札破壊マシマシにしてスモッグを通すことに全集中。手札破壊を有効に使えるようにトーラックなども入れてみた。
コンボ自体はやはり強いが、盤面を耐える力がなく、デルバーに弱すぎて断念。

⑧スモッグコンボ搭載型アブザンニックフィット

選定された平和の番人や精鋭呪文縛りを入れて盤面を有利にしつつ、スモッグを通しやすくした形。またシャライ、ドロモカ、武勇の場の執政官など一枚で勝てるカードをいくらか入れて、妨害+殴り勝ちもできるプランにした。
白系の大振りな動きが多い割に出たターンに何もしないクリーチャーが多数入っているせいでカウンターや除去でテンポを取られるとかなりキツかった。悪くはなかったが、強くなかったので断念。ちなみに個人的にはこの型だと精鋭呪文縛りの方が平和の番人より強かった(飛行が偉い)。

⑨スモッグコンボ搭載型ジャンドニックフィット

①のコンセプトに結局戻ったのだが、プレイングと構築の弱点について分析し、反省を生かしたら4連続5-0したので強いデッキと確信。本番はこのデッキにすることにした。
ここから微調整とプレイングの練習が始まる。

微調整点
(1)赤を頼りにしてはいけない。

強いには強いが…。


赤マナ出る土地が実質3枚しか入ってないため、フェッチ・老練を阻害されるとそれだけで赤マナは絶望的。このため赤はミンスクブーと紅蓮波のみとし、赤を頼りにする流れを極力限定した。
が、森の知恵が盤面に影響を及ぼさず、結局虹色の終焉などで除去されると1対1交換にしかならないということで仕方なく鏡割りの寓話へ。赤を持って来れないマッチでは一生出ないが、きちんとゲームメイクできていれば老練殺してる前提なので赤出ない問題は目をつぶることにした。
(2)スモッグの有利な相手と不利な相手について考察。
基本は除去とカウンターが多い(しかもピッチで打てる)デッキには通じない。
デルバー系、コントロール系、バーンなど。
逆に除去もカウンターもほとんど無いぶっぱ系デッキにはスモッグでしか勝てない。
コンボ系の大半、エルフ、チャリス系デッキ。
あとはスモッグ要素をメインで見せているかも重要。スモッグを見せられた相手は除去やカウンターをキープしたがるので、そこにつけこむ。具体的には忍耐やグリストなどの除去しづらい連中ビートで盤面を掌握していく。デルバーなどではスモッグ全抜きも視野。
(3)キープ基準とプレイの基準を見直した。
ワンランドでも老練(ほぼ確実に通るのが分かっている、または二枚ある場合)とサクリ台揃ってればキープ。ハンドの差はそれほどまで重要。どうせ老練で地上殴れなくなるんだからゲームはその分長引き、2枚目の土地を引くチャンスが必ずめぐってくる。とにかく老練を1~2ターン目に設置できることが絶対のキープ基準。逆に3マナからしか動けないような重い手札をキープしない。プレイの指針に関しても、とにかく緑緑黒黒を揃えることが重要。赤は手札にない限りいらない。フェッチはもみ消しや敵対工作員される前に序盤にさっさと使い切る。
(4)サクリ台の選択肢。
陰謀団式療法は当然として、残り3~4枚をどうするか。今までは所謂ただ強カードの、死に至る醸造3枚で回していて、それは不正解では決して無いと今でも思っているが、デルバー戦に限りカウンターされると何も出来ずにニターン目をパスするのが気になった。良くあるのが後手に醸造打ってカウンターされ、サクリ台が無いまま老練が仕方なく殴って、手札にデカブツ抱えたまま飛行に殴られ続けるパターン。大抵それをやると負けるので、出来ればデイズケアできる1マナで老練を殺せて何かをついでにするカードを模索。その結果村の儀式と薮打ちが候補に上がった。前者はコストとして老練をサクっているため確実に老練を殺せるメリットがある。後者は汎用性が高く、老練と変身前デルバーを格闘させて最序盤の除去として使うこともできるメリットがある(実質1マナの醸造のような役割)。しかしそれらが1マナであることがデメリットでもあり、チャリス1に引っ掛かるカードが増えると言う点は問題である。醸造で行くか、村の儀式でいくか、薮打ちで行くか。「迷った時は新しいカードを試すのが良い」と勝手に思っているので、薮打ちを試すことにした。すると下記のような幾つかの新たなポイントに気付いた。

丸いだけじゃない強み

一、土地サーチカードは実質土地としてカウント出来る可能性が高い
むかしむかし的な使い方であるが、これにより、ワンランドキープがかなり許容されるようになったためキープ率が上がった。
二、森オンリーから各種展開が出来る。
これも上記に述べたところに近いが、母聖樹の起動&枚数の関係で実は森(というか緑マナ源)がかなりデッキ的に引きやすくなっており、沼を引けず老練サクれず死亡、と言う流れが土地サーチによりかなりなくなった。
三、忍耐のサイズがでかい強みをより強く押し付けれるようになった。
特にプリズンやデルバー、デスタクなどのフェア寄りのデッキで顕著で、3マナ3/4はやはり偉大だなあ、としみじみ思った。

(5)悲嘆の枚数

コンボ的には神のカード


悲嘆は初手悲嘆想起から陰謀団式療法があまりに強く、それが出来たマッチは殆ど落とさなかった&コンボ開始時に悲嘆想起が役に立つことから、確率を上げていく意味で4枚と考える方向と、中盤以降で引いても強いには強いが、単品ではコントロールとグダってるコンボ戦にしか有利になりづらい点から、3枚に抑えて、より強力なカード(当時は怪物の代言者ビビアンやゲトの裏切り者、カリタス等を入れていた)を入れる方針で迷った。今でも迷っている。

以上踏まえて現在のエタパに向けたデッキは以下の通りで練習中。

[PLANESWALKERS]
1 飢餓の潮流、グリスト
2 時を超えた英雄、ミンスクとブー

[CREATURES]
1 ドライアドの東屋
4 老練の探険者
3 ウィザーブルームの初学者
1 溜め込み屋のアウフ
4 忍耐
4 悲嘆
1 黙示録、シェオルドレッド
1 長老ガーガロス

[SORCERIES]
4 緑の太陽の頂点
3 薮打ち
4 陰謀団式療法
1 悪魔の意図
4 煙霧の連鎖

[ENCHANTMENTS]
1 鏡割りの寓話 // キキジキの鏡像

[LANDS]
1 Badlands
2 Bayou
1 Taiga
1 カラカス
1 冠雪の森
1 冠雪の沼
1 山
4 新緑の地下墓地
2 森
2 樹木茂る山麓
2 沼
3 耐え抜くもの、母聖樹

[SIDEBOARD]
2 紅蓮破
2 赤霊破
1 戦慄の朗詠者、トーラック
3 破滅的な行為
3 精神壊しの罠
4 虚空の力線

先週愛知でやってたレガシー大会で赤&白ストンピィが大活躍してたと言うことで、何とかそれらにも有利になれないか現在考え中。完成までの道は遠く、険しい。
でもエタパについては本当に楽しみでしょうがない。早く色んなデッキと、レガシープレイヤーと戦いたいと思っています。

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