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なぜそのトレードは成立しないのか

ピンのトレードが成立しなかったときに読むもの。基本的にはトレードの不成立は落ち込むべきものではありませんが、その理由によっては対策をしないと今後もなかなか成立しないかもしれません。

持っているピンが相手にささらなかった

トレードの成立には、自分が持っているピンのどれかを相手が欲しいと思うことが必要です。

持っているピンが相手にささらない理由はいくつかありますが、お金さえあれば最も簡単に解決できるのは単純に手持ちのピンが少なすぎるというケースです。単純に選択肢が少ないから、その中に欲しいものが見つからないというものです。

少しトレードに慣れてきたら、持っているピンの希少性や人気も確認したほうがよいです。例えばLE 300のピンが欲しいと思ったときに、自分の手持ちピンがOEばかりだと、トレードを断られるかまたは「他のピンとのトレードだったらできますよ」という話に持ち込まれるだけです。

その他に、相手が集めているキャラクターのピンが少ない場合などは諦めて他の人とのトレードを目指すしかないですが、そういうケースが多く発生する場合は手持ちのピンのバリエーションを増やすことも検討したほうがいいかもしれません。

発送方法に関する制約

郵送トレードに限ります。

国際郵便だと送料が理由で断られることがありますが、国内でも発送方法に細かい希望があると相手の方の状況によってはトレードが成立しにくくなります。例えばどうしても補償つきの発送を希望する場合、仕事の都合などで郵便局や運送会社の窓口に営業時間内に行けない人がいることは念頭に置いておいたほうがよいです。手渡しも多くの人には非常にハードルの高いものになります。

また、海外の場合、基本的に追跡が必要とされます。追跡ができない(または送料が極端に高くなる)発送方法しか提供されていない地域だとこれもひとつのネックになり得ます。

相手と価値観が合わなかった

これはそういうものだと割り切るべきではありますが、もしかしたらご自身の価値観をアップデートするチャンスかもしれません。

まず、相手の人は何を基準にしていて、自分は何を基準にしているのかを客観的に見てみましょう。ありがちなのは、一方はバリューを、もう一方はエディションサイズを基準にしていたというパターンです。または、同じ基準で考えていながらも、それぞれのピンの評価に大きな隔たりがあるというパターンもよくあります。

あとは自分の土俵に持ち込むもよし、相手の土俵で戦うもよし、同じ価値観の人に出会う機会を待つもよし。とにかく「自分はどうしたいのか」を考え、その上で必要なアクションをとれば、トレードが成立してもしなくてもスッキリするのではないかと思います。

選り好みしすぎた

例えば私はチップとデールのピン以外はほぼ集めていませんが、「チップとデール以外とはトレードしません」というスタンスでいるとトレードの成立可能性は低くなります。相手が持っているピンの中での選択肢が狭まることになり、場合によっては相手のピンの中にひとつも無いという可能性もあります。

もちろん本当に集めているピン以外いらないと思うのであれば、それは断るべきトレードです。しかし、コレクションの充実よりもトレードをしたいという気持ちが強いのであれば、他のピンとのトレードも検討するべきです。特に持っているピンの種類に偏りがある場合、トレードはその偏りを是正するチャンスです。(私はこれをピンのポートフォリオ・マネジメントと呼んでいます。)

また、特定のキャラクター等にこだわらない場合でも、要求するピンのレベルが高すぎたりするとトレードの機会は減ります。これはピンのバリューに限ったことではなく、例えば未開封品を求めるとかコンプリートセットの状態でしか欲しくないといった条件も含みます。それが譲れないものであれば妥協する必要はありませんが、そうでないならトレードの可能性を広げるためのアクションとして、多少の譲歩は考えてみてもよいかもしれません。

持っているピンの品質がよくない

一番残念なパターンです。もし持っているピンの状態がよくなくて、破損や汚れのあるピンばかりだと、トレードは極端に成立しにくくなります。

それ以上に気をつける必要があるのは、ひと目でわかるフェイクピンがトレーダーに入っている場合です。それがたったひとつのピンであったとしても、急に「この人が持っている他のピンは大丈夫なのだろうか」という疑問がわいてきます。

ピントレを長くしていても、フェイクを完全に見分けるのは難しいものです。そうすると、フェイクピンを避けるためのひとつの方法は信頼できる人とトレードすることになります。フェイクピンを見分ける基礎的な知識を持たない人はその時点で残念ながら不利になってしまいます。

番外編:上級者すぎる

あの、すごいピンをたくさん見せられると、恐れ多くて声をかけにくいんですよ…(会社員・30代)

私は最終的には玉砕覚悟でぶつかるんですけどね。

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