ネズミ被害③〜よりつのる疑惑
やりとりを進める
1週間の放置を合計2回された状況。
我慢ならず「追いメール」を送りました。
お世話になります。
その後についてですが、いかがでしょうか。
最後の連絡より状況は進んでいない、ということでしょうか。
事情は理解していますが、正直申し上げて対応が後手ではないでしょうか。
所有者の変更に関わらず管理を円滑に進めるため、貴社のような企業が居住者と所有者の間に立つものであると認識しております。
今後は状況の進退に関わらず、定期的にご報告をいただけますでしょうか。
とりあえず「定期的な状況報告」に関して先方に依頼。
すると翌日に返信が。
弊社より6月XX日及び6月XX日、所有者宛にメールにて連絡しております。
所有者からは今週のうちに現地を確認し何かできることを検討するという連絡がありました。
弊社のほうは現地確認後の対応につき連絡をもらいたいと伝えている状況です。
週明けに所有者から連絡が無ければ再度、確認を取ります。
また、所有者側の対応が遅い場合は、弊社の取引のある害虫駆除業者に現状確認だけになりますが、させようと思います。
ご迷惑をおかけしますがご協力の程、宜しくお願い致します。
今読み返すと、そもそも被害確認自体は、所有者の了解関係なくやるべきなのでは?と思わなくもないですが、ひとまず返事を待つことに。
さらに翌日、以下のメールの報告がありました。
本日、所有者よりメール連絡がありました。
外観の目視調査と隣人のネズミ被害について聞き取り程度を行ったとのことです。
今後の対応について具体的なことを示されなかったので、弊社の業者に確認させようと思います。
続く文章で「業者に連絡先を展開していいか」という確認があったので、了承し業者を待つことにしました。
容量を得ないメール
先ほどの文面を見返すと、個人的には内容に疑問がありました。
まず「外観の目視調査」と「隣人のネズミ被害の聞き取り調査」についてですが、それができるなら僕の家にも訪問し、被害状況をヒアリングすべきでは?ということ。
後ほど業者の方から聞いた話ですが「ネズミは一度来た場所に餌があればその後延々と同じ場所に来る習性がある」らしいです。つまり隣家は被害を受けないため、両隣に聞き取りをしても意味がないわけです。
この文面をみると「こちらが嘘の被害報告をしている」ような言いぶりにも感じられます。
極め付けが「今後の対応について具体的なことを示されなかった」という文。
この文、何?
この文章だと、「所有者がどういう見解を持っているのか」が全くわからなくないですか?こういう持って回した、相手を煙に巻く文面ばかりをAさんは送ってくるんです。
それで以下について問い合わせ。
・所有者が「物件へのネズミ侵入を事実として認めなかった」のか?
・仮にそういう認識だった場合に、業者の方に動いてもらったとしたら
その費用の負担を所有者の方は認められるのか?(=業者を呼ばれて、入居者負担になったら困る)
・そもそも「今後の対応について具体的なことを示されなかった」ことに対し、Aさんはどうリアクションしたのか?
「Aさんとオーナーさんのやりとりがいまいち見えないので、そこについても可能な限り説明くださいますか」という主旨の文で締め、送信。
しかし、向こうからは「業者手配します」という返答のみだったので、
以下の件にお答えいただいていないので再度ご確認お願い致します。
と返答を催促。
すると
・(所有者は)業者の方で確認を行い、その報告を待って今後の対応を決める
という返信が。
それなら、はじめからそう書けばよくない?
さらには以下のようにメールが締められていました。
また、所有者とのやり取り一部始終を日向様(※もちろん仮名です)にお伝えする必要性は無いかと存じます。
煽りスキル高いメール
いや、だからそっちが煙に巻くような書き方をするから、こちらは具体的に説明するよう要求してるんだよ!
いい加減にしろよ!ビジネスメールとしての報告がガタガタすぎるだろ!!こっちは入居者(=顧客)として「必要性」を感じてんだよ!そもそも一部始終の連絡内容を報告しろなんて書いてねーよ!そんなんみる暇ねーわ!
そこで以下のように返信。
これまでのやりとりをの中で、正直申し上げてディスコミュニケーションが発生しているという認識です。
今回のメールのご返信で「その後の検討をしている」と書いていただいていますが、先日のメールにあった「具体的なことを示されなかった」とでは、所有者への印象がだいぶ異なります。
「具体的なことを示さ」ないということは、「以降の対応は打ち切り」という文脈に読めるからです。
居住者にとってどちらの言葉がより安心できるものであるかを検討して、ご連絡いただいていますでしょうか。
なお、「所有者とのやり取り一部始終を日向様にお伝えする必要性は無い」とありますが、当たり前です。
一言一句を伝えられたところで、こちらも普段の生活や仕事があるので対応に困ります。
煩雑なやりとりは貴社のような代理の立場が行うべきなのは当然として、
受け手(居住者)にとってはうやむやにされているように見えてしまっていて非常に不安に感じたゆえの先のメールです。
こちらとしても不毛なやりとりを望んではおりません。
「端的に」「ファクトを」伝える文面でご報告いただけますでしょうか。
さらにAさんのメールは、
現地調査をする日程のほうご協力頂けないでしょうか。
という言葉で締められていて、「日向サイドが話を止めている」というニュアンスも見受けられます。
だってこの時点で、「業者の費用はどっち持ちか」「そもそも初回捜査の所要時間」など、基本的な情報が全く提示されていないんですよ。
それだとこちらも日時を提示するのは無理じゃないですか。いざ当日来たら来たで「2時間拘束なので、3万です!」とか請求されたらたまったもんじゃないし。
なので先のメールをこう締めました。
現地調査のご手配に関しては感謝しております。ありがとうございます。
しかしこういった場合の初回の調査において、一体どれほどの時間を要するのか書かれていないのではこちらも日程を提示できません。
(30分〜1時間のスキマ時間で可能なのか、半日以上の時間が必要なのかでこちらの拘束時間も変動します。場合によっては仕事を休む必要もありますので)
もう少し「受け手」を意識された文面でご連絡いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
正直「もう少し〜」のくだりは我ながら性格悪いなと思いますが、
・被害が明確に出ている
・向こうの文面がいちいち明瞭でない
ことにかなり腹立ってしまっていました。
しかしその後来たメールでは、真摯な対応の文面で、その後に被害が出ていないかなどの気遣いもしていただきました。(ちなみに、所要時間も知らずに日程依頼をしてきていました……)
一方で
今後の対応は電話にしたい
と提案がありましたが、これは却下しました。客先の仕事が多いし、何より「言った言わない」になることが予想されましたので。
このメールのやりとりの時点で7月。すでに被害確認後より3週間が過ぎようとしていました。
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