2024年5月26日 西粟倉ヒルクライム・若杉

今年3回目のヒルクライムレースに出てきました。
レースの話に入る前に昨年の10月から高強度インターバルをメインにメニューを組んでいたのですが11月終わり位から追い込んだ後に下腹部に酷い鈍痛があり眠れない位になることが頻繁にありました。
もちろん病院にも行き様々な検査をしましたが異常は見つかりませんでしたが痛みと睡眠不足でトレーニングボリュームはかなり落としていました。
自分の体調を冷静に見て、それに当てはまる症状から色々と調べたのですがやっぱり分からなくて、あるとしたらオーバートレーニング症候群に近い感じではありました。
恐らくですが、高強度トレーニングとレストのバランスが悪いと言うか年齢による回復力の低下を無視して依然と同じ感覚で練習してたのが原因じゃないかなと言う感じです。
これに気付いたのが今年に入って直ぐだったので高強度はやらずに依然と同じようにSSTをメインとした内容に切り替えてレスト日を増やしていくと少しずつコンディションが戻ってきました。
その状態で3月の西粟倉・4月の野呂山とレースをこなし少しずつ戻ってきた感覚があったので今回の西粟倉ヒルクライム・若杉へ参戦となります。

そもそも西粟倉ってどこだよ?という話ですが岡山と兵庫の県境で、まあ中国山地の山の中です。ただ、凄くいい場所なんでレースじゃなくても行きたくなる場所でしたね。

と言うことでレース当日ですが普通にアップしながら徐々に気持ちを切り替えていきますが、レース前の儀式じゃないですけど久しぶりに気持ちの入った感じになっていました。と言うのも、ここ1年くらい惰性感が強くてあまり集中出来てなかったのですが色々あってもう一度真剣に取組んで行きたいと思うようになっていたのが大きいと思います。

じゃあ、レーススタートして流石40代はファーストアタックもなくじわーっと始まりました(笑)
1kmくらい進んだところで今回3位になった方がじわっと前に出て誰も追わない状態で10秒くらい先行していました。
私はと言うと先頭集団の中で周りの人の状態とか自分の状態とか色々と見ながら進んでいましたが3-4km位のところで周りを見ると私を含めて3人しか残っていませんでした。
その辺りで先行した選手との差が少し詰まってきた感じになっていたのか、前を引いていた選手がペースを上げたのですが、パワーと心拍数を見て残りの距離から自分の能力だと最後まで持たないと判断して2名を先に行かせて中間地点では前3人を私が追走するという形になりました。
常に見える位置に置いて、3人の走り方を見ていたのですがペースが安定してなくて意地の張り合いに見えたので、途中で何人か垂れて落ちる可能性が高いのと先頭が単独になったときに安心してペースが落ちる可能性もあるので、此方としてはオーバーペースにならないギリギリで維持しながらアタックできる足は残していく作戦へと切り替えました。
予想通り先頭の3人はじわじわペースが落ちてきて登り返しで相手の気持ちを折るために踏んで一人落ち、次の登りでも一人が垂れたので私ともう一方のマッチレースになりました。と言っても残り1km位なので後は出し切るだけなのですが、ラスト200mで相手がアタックして私には追う足がなくそのまま2位でゴールとなりました。
今回2位で負けたことは凄く悔しいのですが、先頭集団でバチバチにやりあう感覚はやっぱり楽しいです。
年始のどん底からレースの勝ち負けに絡めるまでコンディションが戻ったことでホッとしましたが負けたことは悔しいので、修行僧ばりに徹底的に鍛えて次に備えます。

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