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天地始めて粛し

約5日ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子を名前にした「七十二候」。
8月28日~9月1日頃までは「天地始めて粛し」(てんちはじめてさむし)
8月も終わりに近づき、暑さがおさまり始める頃、
という言の葉だそうです。
「粛」は弱まるという意味。

昔の人は、こうやって季節の変化を肌で感じていたのですね。

いつまでも夏のつもりでいちゃいけません(笑)
秋や冬に備えなければ!
夏というのは五行でいうと「火」「心」「赤」「喜」「辛」などがキーワードです。
「心」の中には実際の臓器「心臓」も含まれています。

夏は、脈拍も常に早く、心臓に負担がかかっています。
そろそろ、「心」の疲れを癒していたわってあげましょう。

まずは、気持ちを落ち着かせて
、脈拍が上がるようなことはなるべく避けるのがよいでしょう。
寝坊してあわてて起きて支度して、駅までダッシュ!なんてことのないように時間には余裕をもって行動するのも養生です。
あわてない・さわがない…こころをしずかに♪

「火」である炎は上の方に立ち上ります、そろそろ炎を小さくして高ぶった気を降ろしていく時期です。

そして、汗によって失われた水分や気を補ってあげることが大切です。
季節の食材、果物にはそれらの力がありますよ。
「陽」の夏から「陰」の冬に向かっていく季節。

子どもたちにも、絵本の読み聞かせや読書の時間などを作って、
落ち着いた環境づくりをしてあげると、
秋も気持ちよく過ごすことができすと思います。