角換わり腰掛け銀の本で飛ばされてる変化

こんにちは

研究勝負にしたくなくて避けていた角換わり腰掛け銀ですが、書籍を本に並べて検討して、AIに聞いてみたりもしてようやく少しだけわかってきました。
実際に盤に並べてみるって大事ですね。

勉強する際に参考にした書籍は以下です。


現代角換わり腰掛け銀の先後同型の局面。ここから▲45歩△同歩同銀の仕掛けて先手よしとのことですが、そこで△同銀同桂△44銀(図)の変化がわかりませんでした。

▲45歩同歩▲同銀には55銀とする手が後手の有力な手で深く掘り下げられてるのですがこの変化はどの書籍にも書かれてなく。
しかしアマチュア同士の対局では実際に遭遇しそうな変化で気になりますよね。

普通に考えたら▲75歩や▲46歩のような手ですが、どうもパッとする手順ではなく、これで先手よしとは言い切れない変化です。

ここでは▲63銀△61金46歩(図)とするのが正解手順

▲63銀は61金と引かれて効果が薄いようですが、図から△47銀と打たれた時に意味がわかります。
以下▲24歩△同歩47金△38角▲24飛△23歩▲48金(図)と進み、先手よしです。

図は先手の銀得になり有利ですが、手順中の▲24歩に手抜いて▲48銀成23歩成47角とされた際に63銀が逃げ道を塞いでいるため、▲32とから詰みます。

また▲63銀61金の交換が入っていることにより、手順中▲24飛が▲21飛成の先手になっていて47角成とできません。

なかなか自力では見つけづらい手順で定跡としても綺麗な手順だと思うのですがプロにとっては常識ということなんでしょうかね。
今回はAIの手順も参考にしましたが、これまででは自力では解決できなかった変化もAIで検討できるのは便利だと思いました。

AIとの関わり方は難しい問題だと思いますが、定跡書を読む際のサポートに使うのはアリですね。

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