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古今集巻第十三 恋歌三 650番

題しらず

よみ人しらず

名取川瀬々の埋木あらはればいかにせむとかあひ見そめけむ

題知らず
詠み人知らず
名取川の瀬々の埋れ木が現れ出るように、わたしたちの名が噂に出たら、どうしようと思って、互いに見染めたのだろうか

意味がわかりにくいですが、噂になったらどうしようかと言うことを考えずに親しくなったけれども、今になって見るとそれは不安だねえと語りあっているのだと思います。「見染む」は思い始めること、親しくなり始めること。
名取川は宮城県の川、埋れ木は埋もれて炭化した樹木です。

#古今集 , #恋歌三 , #名取川 , #埋れ木

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