見出し画像

古今集巻第十一 恋歌一 511番

題しらず

よみ人しらず

涙川なにみなかみを尋ねけむ物思ふ時のわが身なりけり


題しらず
よみ人しらず
涙の川の水上をなぜ探し求めたのだろう、たどり着くとそれは恋しいあの人を思う時のわが身であった

水の流れの川上をたどって行くと、源は恋に物思いする自分の涙であった、という歌です。尋ねていかなくてもわかっているのですが、自分の涙をきれいに表現しようとしたのでしょう。

#古今集 , #恋歌一 , #涙川 , #水上

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。