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古今集 巻第七 賀歌 345番

題しらず

よみ人しらず

しほの山さしでの磯にすむ千鳥きみがみ代をばやちよとぞなく

題しらず
よみ人しらず
塩の山が見える差出の磯に住む千鳥は、あなたの世が八千代に続くといって、やちよやちよと鳴いています

 海岸で塩作りの砂山が見える差出の磯ということのようですが、どこなのかはわかりません。山梨県の塩山というところに差出の磯という場所があるそうですが、地名が先なのかこの歌が先なのかわかりませんし、山梨県ですから海辺ではありません。
 塩は大切なものですし、製塩の様子は珍しい眺めなので歌に詠まれることがあるようです。

#古今集 , #賀歌 , #塩山 , #差出の磯 , #千鳥 , #八千代

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