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古今集 巻第七 賀歌 362番

内侍のかみ(ないしのかみ)の、右大将藤原朝臣の四十(よそぢ)の賀しける時に、四季の絵かけるうしろの屛風にかきたりけるうた

秋くれど色もかはらぬときは山よそのもみぢを風ぞかしける

尚侍の藤原満子が、兄の右大将藤原定国の四十の祝賀をした時に、四季の絵を描いた主役の後ろの屏風に書いた歌

坂上是則
秋が来ても色さえも変わらない常磐の緑の松山には、他の山の紅葉を風が吹き送って貸しているようだ

絵の中の松の山にも紅葉が描いてあり、それをこのように詠ったのだと思います。

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