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古今集巻第十四 恋歌四 712番

題しらず

よみ人しらず

いつはりのなき世なりせばいかばかり人のことのはうれしからまし

題知らず
詠み人知らず
嘘偽りのない仲であったなら、どれぐらいあなたの言葉が嬉しいでしょうか

「偽りの無き世なりせば如何許り人の言の葉嬉しからまし」
「世」は、この場合、男女の仲のこと、
「なりせば…うれしからまし」と仮定「なりせば」を願望の「まし」で受けているので、実際はそうではないということです。
歌を詠んだ女性は、あなたはいい加減なことばかり言うと、怒っています。

#古今集 , #恋歌四 , #いつはり

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