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古今集巻第十一 恋歌一 548番

題しらず

よみ人しらず

あきの田のほのうへをてらす稲妻のひかりのまにも我や忘るる


題しらず
よみ人しらず
秋の田の稲穂の上を照らす稲妻が、光るその一瞬でもわたしはあの人を忘れるだろうか

上二句は、稲妻を言うための序詞で、秋の田や穂の縁語を取り入れています。前半は穏やかな風景で、稲妻からは激しい感じの対称的な構成です。

#古今集 , #恋歌一 , #秋の田 , #穂 , #稲妻 , #光の間

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