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古今集巻第十四 恋歌四 722番

題しらず

そせい法師

そこひなき淵やはさわぐ山川のあさき瀬にこそあだ波はたて

題知らず
素性法師
果てのない深い淵は音を立てて騒ぐだろうか、山に流れる川の浅い瀬には騒がしく波が立つものだ、深い心を持つ人は騒がしくしない、浅い気持ちの者は口先であれこれと言うものだ

恋において言葉の多い人は怪しいと、教えています。
「そこひ」は底、「あだ波」はうわさ話や余計な言葉のたとえです。

#古今集 , #恋歌四 , #そこひなき淵 , #あさき瀬 , #あだ波

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