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古今集巻第八 離別歌 396番

仁和のみかどみこにおはしましける時に、ふるの滝ご覧じにおはしまして、かへりたまひけるによめる

兼芸法師

あかずしてわかるる涙滝にそふ水まさるとやしもは見るらむ

光孝天皇が親王でいらっしゃった時に、奈良の布留の滝をご覧になって、お帰りになる時に詠んだ歌
兼芸法師
満たされない気持ちで別れる涙は滝に沿って流れて、水が増えたのかと下流では思うだろう

 布留の滝は奈良県天理市石上にあるそうです。このとき親王は遍昭が同行しその母の家に宿ったようです。
 兼芸のことはよくわかりません。

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