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古今集巻第十一 恋歌一 529番

題しらず

よみ人しらず

かがり火にあらぬわが身のなぞもかくなみだの川にうきてもゆらむ


題しらず
よみ人しらず
かがり火でもないわが身がなぜもこのように涙の川に憂いの気持ちを持って浮いて恋に燃えるのだろう

川でかがり火を焚いているので鵜飼いの際の歌だそうです。かがり火と燃ゆ、涙の川と浮く、2組の縁語に、憂きと浮きが掛詞です。

#古今集 , #恋歌一 , #かがり火 , #涙の川

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