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古今集巻第十七 雑歌上 925番

題しらず
神たい法師
きよたきの瀬々の白糸くりためて山わけ衣織りて着ましを

題知らず
神退法師(しんたいほふし)
清滝の瀬々の白糸繰り溜めて、山分け衣織りて着ましを

清滝川の流れの瀬の白波を白糸のように手繰って集め溜めて、山に分け入る時の衣として織って着たいものだ

清滝川は都の北西の山奥の高雄という所を流れる川です。水のきれいな聖地で、高山寺や神護寺があります。
山分け衣は、修行僧などが着る衣です。
神退法師は、誰なのかわかりません。

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