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古今集巻第十四 恋歌四 707番

返し

なりひらの朝臣

おほぬさと名にこそたてれ流れてもつひによるせはありてふものを

返歌
在原業平朝臣
大幣という名前を立てられて川に流されても最後には寄る瀬があるのだから、このわたしもあちこち流れても最後にはあなたのところへ行くというものです

前の歌の「あなたは引く手あまたでどこの女性のところに行くかわからないのであてにならない」への返歌です。
結局最後にはあなたのところへ行くですから、ぐらいの返歌です。すこしいい加減ですが、こう言われると女性は待っているしかありません。

#古今集 , #恋歌四 , #在原業平 , #大幣 , #寄る瀬

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