見出し画像

古今集巻第十一 恋歌一 488番

題しらず

よみ人しらず

わがこひはむなしき空にみちぬらし思ひやれどもゆく方もなし


題しらず
よみ人しらず
わたしの恋は虚しいはずの空に満ちてしまったのだろう、思いを追いやろうとしてもどこへも行くことがない

空とは「くう」で何もないがらんどうで、そんなところまでがいっぱいになるぐらい恋の思いが沢山ある。でも、満ちてしまったので、もう動きようがない、どうしようもない、それほど恋焦がれている、という歌です。

#古今集 , #恋歌一 , #虚しき空

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。