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古今集巻第十五 恋歌五 801番

題しらず

むねゆきの朝臣

忘草かれもやするとつれもなき人の心に霜はおかなむ

題知らず
源宗于
忘れ草が枯れることもあるかと思う、つれないあの人の心に霜が降りれば

「忘れ草枯れもやすると、つれもなき人の心に霜は置かなむ」

あの人は冷たい人のなので、いっそ心に霜が降りれば、その心に生えている忘れ草が枯れてしまうこともある、そうすれば、またわたしを思い出してくれるかもしれない、という歌です。

歌会などで、女性の気持ちを詠んだものと思います。
源宗于(みなもとのむねゆき)は、光孝天皇のお孫さん、是忠親王(これただしんのう)のお子さんです。

#古今集 , #恋歌五 , #源宗于 , #忘草 , #霜

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