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古今集巻第十五 恋歌五 793番

題しらず

よみ人しらず

みなせ川ありて行く水なくばこそつひにわが身を絶えぬと思はめ

題知らず
詠み人知らず
水無瀬川は川面にあるはずの流れる水がない、あの方の心もわたしに流れては来ないので、もう我が身も絶えたものと思いましょう

すこしも訪ねて来ない男性に絶望した歌です。
水無瀬川は、地下に伏流水が流れて表面に水がない川のこと、京都と大阪の府境近くの川が有名です。

#古今集 , #恋歌五 , #水無瀬川

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