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古今集巻第十 物名 422番

うぐひす

藤原としゆきの朝臣

心から花のしづくにそぼちつつうくひずとのみ鳥のなくらむ



藤原敏行朝臣
心から梅の花の雫に濡れながら、残念なことに乾くこともないという意味で、うくひすとばかり鳥は鳴くようだ

「物の名」は、なにかの名前を歌に詠み込む歌です。自分から梅の枝にやってきたのに、「憂く乾ず(うくひず)」と乾かない、残念だとばっかり鳴くもんだ、という歌です。

#古今集 , #物名 , #うぐいす , #藤原敏行

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