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古今集巻第十一 恋歌一 536番

題しらず

よみ人しらず

逢坂のゆふつけ鳥もわがごとく人やこひしき音のみなくらむ


題しらず
よみ人しらず
逢坂の関の木綿をつけたにわとりもわたしのように妻が恋しいのだろうか、声に出して鳴いてばかりいるようだ

逢坂は都から近江へ越える峠の関です。都に悪いものが入ってこないように四境(東西南北の関や門)で祭りをする時に鶏に木綿の布をつけて「木綿つけ鳥(ゆふつけどり)」と呼んだそうです。

#古今集 , #恋歌一 , #逢坂関 , #木綿つけ鳥

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ちのみゆき
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