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古今集 巻第七 賀歌 347番

仁和の御時、僧正遍昭に七十の賀たまひけるときの御歌

かくしつつとにもかくにもながらへて君がやちよにあふよしもがな

光孝天皇の仁和の御時に、僧正遍昭に七十歳の祝賀をなさった時の御歌
光孝天皇
このようにしてめでたい祝いを続けていって、とにかく共に長寿であり、あなたの八千代にも会いたいものだ

 御歌なので天皇がお読みになった歌です。仁和の御時なので光孝天皇です。
 僧正遍昭は桓武天皇の孫、光孝天皇は曾孫です。なので僧正遍昭は遠縁のおじさんですし、天皇に歌をお教えしていたとも言われていますから、お祝いをしたのでしょう。

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