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古今集 巻第七 賀歌 356番

よしみねのつねなりがよそぢの賀に、むすめにかはりてよみ侍りける

そせい法し

よろず代をまつにぞ君を祝ひつるちとせのかげにすまむと思へば

良岑経也の四十の祝賀で、その娘に代わって詠んだ歌
素性法師
万代を待って過ごされるようにあなたをお祝いしました、万代の松と鶴は千歳の光の中に住んでいると思いましたので

 「待つ」と「松」、「祝ひつる」は「鶴」と掛詞です。少し強引に詠み込んでいるのは松と鶴の屏風などがあったからでしょう。
 良岑経也は誰かわかりませんが、良岑は素性法師の俗姓ですから、親類関係なのだと思います。

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