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古今集巻第十三 恋歌三 620番

題しらず

よみ人しらず

いたづらに行きてはきぬるものゆゑに見まくほしさにいざなはれつつ


題知らず
詠み人知らず
無駄と分かって訪ねて行っては虚しく帰ってきたものなのに、逢いたさ見たさにいざなわれて、また行ってしまうものだ

「徒に行きては来ぬるもの故に見まく欲しさに誘はれつつ」
逢いたいがために、女性の家まで行っては断られて帰って来るのがやめられないという歌です。こういうつきまといは、この時代でも嫌われただろうと思います。
「いたづら」は無駄という意味です。

#古今集 , #恋歌三 , #いたづら

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