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古今集巻第十一 恋歌一 538番

題しらず

よみ人しらず

うき草のうへはしげれる淵なれや深き心をしる人のなき


題しらず
よみ人しらず
わたしというものは、浮き草が水の上には繁っている川の淀みの淵のようなものなので、底が深くて見えないように深いわたしの心を知る人はいない

普段の見かけはとりつくろって過ごしているが、心の奥は恋に苦しんでいる、それを知る人はいない、当然あの人も知らない、という歌です。

#古今集 , #恋歌一 , #浮草 , #淵


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