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古今集巻第十五 恋歌五 812番

題しらず

よみ人しらず

逢ふことのもはら絶えぬる時にこそ人のこひしきこともしりけれ

題知らず
詠み人知らず
逢うことが全く絶えてしまった時にこそ、あの人がやはり恋しいということがよく分かるものだ

「逢ふことの、もはら絶えぬる時にこそ、人の恋ひしきことも知りけれ」

「もはら」は、全く〜(ない)の意味。「もはや」と同じ意味。「もっぱら」の元の言葉だと思います。
最後は「こそ〜けれ」の係結び。

#古今集 , #恋歌五 , #逢ふ , #もはら

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ちのみゆき
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