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古今集巻第九 羇旅歌 413番

あづまの方より京へまうでくとて、道にてよめる

おと

山かくす春の霞ぞうらめしきいづれみやこのさかひなるらむ

東国から都へ参り来るとき、道中で詠んだ歌

山を隠す春の霞はとてもうらめしい、霞の向こうのどのあたりが都なのだろう

長い旅を続けてやっと都の近くらしい峠まで来たのに、春霞が出ていてあたりの様子が全然見えない。都が見えると、ほっとするだろうに、まだまだ安心できないという気持ちなのでしょう。

#古今集 , #羇旅歌 , #春霞

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