流行「語」?
ツイッターでは毎年この時期全くおなじことを書いてるんですが、NOTEでは初めて。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201105/k10012696391000.html
コロナで何にもしなかった今年もあっという間にあと2か月を切り、流行語大賞ノミネートが発表されました。
「密」「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」等コロナ関連だけで終わっちゃうんじゃないかと思ったら、後半に『鬼滅の刃』が本格的な社会現象化。
どれどれと覗いてみると「鬼滅の刃」ですって。
いや、たしかに「鬼滅の刃」という言葉も流行りましたが、多くの場合「鬼滅の刃」と言うと『鬼滅の刃』という作品そのものを指すのであって、言葉として独立して人の口から発せられたという意味では、「〇〇の呼吸」とか「全集中」こそが相応しいわけですよ。
「フワちゃん」なんていつ流行したんですか?「フワちゃん」というタレントは大いに売れたけど、「フワちゃん」はその特定のタレントを指す場合以外に使われているのを耳にしたことがありません。
流行語らしい流行語としては、2013年に大賞に選ばれた4つ。
「倍返しだ!」
「じぇじぇじぇ」
「今でしょ」
「お・も・て・な・し」
それぞれ、『半沢直樹』、『あまちゃん』、予備校のCM、オリンピック招致のプレゼンとは関係なしに、言葉そのものが独立して人の口から出るようになったから「流行語」であったわけですよ。
「フワちゃん」は売れたタレント、「香水」は売れた歌、「愛の不時着」は売れたドラマというだけであって、「流行語」とは違います。
選考委員は何してんの?
って毎年言ってます。
どうしてもノミネートの数を揃えなくてはいけないわけでもないでしょう。
言葉に拘りたい人間の言葉に関するイベントへのチャチャでした。
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