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2019年の拙宅のクリスマス絵本(追加5点)

先日の記事、

のあとに5冊新着があったので追記。

マーガレット・ワイズ・ブラウン(バーバラ・クーニー絵)『ちいさなもみのき』(Margaret Wise BROWN + Barbara COONEY, The Little Fir Tree [1954])上条由美子訳、福音館書店、1993。

ジョーン・G・ロビンソン『クリスマスってなあに?』(Joan G. ROBINSON, My Book about Christmas [1946])小宮由訳、岩波書店、2012。

クレメント・C・ムーア(ウィリアム・W・デンスロウ絵)『クリスマスのまえのばん』(Clement C. MOORE + William W. DENSLOW, Denslow's Night before Christmas [1902])渡辺茂男訳、福音館書店、1996。
19世紀前半の古典学者が匿名で書いた(とされるが、年長の友人であった詩人ヘンリー・リヴィングストンJr.に帰されることもある)童謡詩「サンタクロースがきた」(「聖ニコラオスの訪れ」[1823])が米国ではたいへんポピュラーで、ティム・バートンの映画の題でもじられるほどだ。ターシャ・テューダーをはじめこれに絵をつけて絵本化したものがたくさんある。作中のサンタクロースは小人の喫煙者でパイプをくゆらせている。
この版の画家デンスロウはこの絵本の2年前にライマン・フランク・ボームの『オズの魔法使い』の挿画を書いてオズ世界のイメージを決定づけたところだった。彼が描くサンタクロースの服は赤ではないし、帽子も一部に赤が使われているだけ。
本文が200年前、絵が120年前というたいへんクラシックな絵本。日本語版の刊行からも四半世紀近くたつ。活版印刷でないとできない味のある絵本。

ニコラス・アラン『せいなるよるはおおさわぎ』(Nicholas ALLAN, Jesus's Christmas Party : A Red Fox Book [1991])関谷義樹訳、ドン・ボスコ社、2019。
土曜日、子の保育園のクリスマス会でいただいた本。

せなけいこ『クリスマスのおばけ』ポプラ社《せなけいこのえ・ほ・ん》2013。
クリスマスイヴ(昨夜)、子が2か月のころからドゥーラ&サポートなどでお世話になっているKさんにいただいたもの。じつはうちにはせなけいこさんの絵本が1冊もなくて、子は出先や保育園などで親しんでおり、「もう時期を逃したけどうちにもあったほうがいいのかな」と話している矢先だった。

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