社内でも面白い仕事に関われる取り組みが増えてますね

どもども。青木です。

最近企業の他部署でのプロジェクトへ緩く関わりを持つこと、グループ内での副業を許可する動きが大企業を中心に出てきています。


私がTAISYを作ろうと思った最初のきっかけは、パナソニック時代のオープンイノベーションスペースに集まった熱量の高い社員達のチームアップの課題を感じたからでした。

“互いの名刺を交換して軽く話しても接点探しがうまくいかず、結果チームにならない”
この小さな課題がオープンイノベーションスペースでのチームアップ、イノベーション(新結合)を阻害するため社員は絶望し、その熱量を外に向け社外での副業、ひいては転職に。会社にとっては人材流出に結びつきます。

一人でも多くの熱量ある社員と熱量のあるプロジェクトをマッチングすることで人材流出に歯止めがかかります。そしてそのマッチングはこれまでのように書類→面接→アサインの流れとはならない時代が来ます。

なぜなら人数の少ないメンバーは単純に足りない機能を埋め合わせれば良いというものでもないからです。

弊社では今私以外に5名のコアメンバーがいます。
そのうち3名はいずれかのタイミングで私と一緒に仕事をしたことがあり、なんとなく"ノリが合う”メンバーです。ちなみに顧問弁護士も大学時代の友人です。

エンジニアは私がお願いした人がいつの間にか更にお願いした人で、完全に巻き込まれた形なのですがもう一名、CSOの加入時には丁寧にコミュニケーションをしました。なぜならまだまだ正体不明なfunky jumpに「理念に共感したし面白い」と言ってきたからです。これは怪しい。

最初は「いやー給料出せないんすよ(本当)」「えーまじっすかー」とかテキトーに話を流していましたが直接メッセージをいただいた辺りから相手に気持ちがあると思って、そこから三ヶ月くらいかけて飲みに行き、ミーティングに来てもらい、COOと丁寧にコミュニケーションを取ってもらってからジョインをお願いしました。

人数の少ないチームでは足りない機能を補うことよりも目指している世界が近いか、似たようなノリで稼働が可能かを重視したためです。

チームの出来上がりはじめなんて「一緒にやりましょう!」と手を握り合ってもその後どうなるかはわかりません。雇用契約を結び、払うもん払うならまだしもそうでないステップではフェードアウトされても文句の1ミリもいえないわけです。いやもう握手してくれただけで感謝、実際手を動かしてくれたら五体投地です。これはこれで緊張感ある関係だと思います。リーダーだってせっかく手伝ってくれるというメンバーを遊ばせておくわけにもいきません。遊んでるメンバーは他の面白いことに取られちゃいますから笑

そんな段階ではユルイ繋がりでたくさんの人と接し、ビビっと来た人を逃さない、または気が合った人を必要になったときにちゃんと思い出してコンタクトを取るのが大事です。そういった意味では企業内でアイディアをプロジェクト化していくためには一見遠回りのように見えて大切なステップなのです。

もうちょっとその遠回りがなぜ必要か説明すると、生まれたばかりのプロジェクトは必要な人がまったくもって不明瞭なためアサイン自体が不可能なのです。ハスラーが考えたアイディアは最初チームアップするには極めて意味不明で周りの人たちもどう関わっていいかわかりません。しかし、アイディアがだんだんと具体的になって、やることが明確化してくると周りの人たちは相談役からメンバーに変わっていきます。“何か一緒にやりましょう”がうまく形にならないのはハスラーの役の人がアイディアの芽を育て、自分でアクセスできない場所へ張ろうとする枝、つまり「あなたにこう関わって欲しい」を説明できないためです。チームアップにはハスラーがアイディアを育てる時間を必要とします。

さて、話が逸れました。
こういった大企業の取り組みは既にチームができているところに社内でくすぶっている優秀な人材を当て込むことですね。イケてます。

もうちょっと先にはアイディアをどう形にしていくかの方法論が整理されてチームアップが課題になってくるでしょう。その頃まで"ユルい繋がり”をどんどん攻略していこうと思います。

今日も長かったですが最後まで読んでいただきありがとうございました。





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