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スピリーグを勝手に解説 11/11(土) セ第1節 広島VS阪神 

こんにちは。2年連続でスピリーグの解説をさせていただきました知念と申します。
今年は全くお声がかからないので私がお声のかかる成績を残していないので
勝手に解説を行って行きたいと思います。

第1試合 渡邊選手(黒山羊)7-2寺岡選手(てら)

両先発投手 床田(広島)、伊藤(阪神)
1回表の寺岡選手の攻撃は先頭バッターの中野が
インコースのシンキングスプリットをライト前にクリーンヒット。

続く2番大山。特殊能力は超アーチストのみ。
初球のアウトローの真っスラを流し打つもポール際切れてファール。
その直後にインコース、ボールのパームを打ち上げてサードフライ。

3番近本はインコースのパームを引っ掛けファーストゴロの併殺打となり無得点。

その裏、渡邊選手の攻撃は打者2人で2アウトとなる苦しい展開から
ヒット→ホームランで2点先制。
先頭バッターが出塁したが点に繋がらなかった寺岡選手と
2アウトから打者2人で点を取った渡邊選手とで対照的な展開となった。

2回表の寺岡選手の攻撃は1アウトから佐藤がライト前にシングルヒット。
続く森下がインローの高速スライダーをとらえて2-2の同点に。
さすがオンライン予選1位、最終選考競技順位1位の実力である。
8番に代打原口。勝負に出た打席だったが結果はレフト線にヒットを打つも
ランナー2塁上でアウト。アンラッキーな結果となった。

2回裏、渡邊選手は1アウトから3者連続ツーベースで2点勝ち越し。
3者ともツーシームを狙い撃つものだった。
そこから流れに乗った渡邊選手がこの回5得点でコールドとなり試合終了。

個人的な試合を決めたポイントは「運」「勝負強さ」、「選択肢の多さ」だと思っている。

「運」については、初回の大山でのライトへのファールの際に特殊能力「広角打法」が出ていたらあの打球はホームランとなっていたため、その後の展開に大きく影響していた可能性が高い。その後のサードフライも、渡邊選手がボール球を打ち上げた際はファールになったり、原口の際の2塁上アウトなどもあり、寺岡選手にはかなりアンラッキーな試合になってしまった印象がある。

「勝負強さ」に関しては渡邊選手はさすがの一言。
2アウトからの2得点、追いつかれた直後に連打で勝ち越し、コールドが見える展開でしっかりと決め切った。

「選択肢の多さ」については特に球種の選択肢の多さ、コースの選択肢の多さが結果に影響している。
寺岡選手のメインの配球がツーシーム、SFF、時折カットボールとストレート、基本的にはインコースのツースプの出し入れであった。
それに対して渡邊選手は真っスラと高速スライダー、パームでのインコースへの横の出し入れに加えて、縦スライダー、シンキングスプリット、シンキングファストと縦の選択肢も多く見受けられた。また、パームを縦横どちらの出し入れにも使っていたのが印象的だった。
初回をリード出来たことによる余裕と、大舞台でも多くの球種を使えるメンタルの強さ、経験の差が勝敗を分けたのではないだろうか。
勝った渡邊選手が強いのはもちろんだが、寺岡選手も結果ほどの実力差は感じない試合展開だったので第2節からの活躍に期待したい。

第2試合 矢野選手(ノリノリ)1-2永井選手(naggy)

両先発投手 大瀬良(広島)、ビーズリー(阪神)
矢野選手の初回の攻撃は積極的にバットを出していくが無得点。
外野正面やショートライナーなど、捉えているが点に結びつかない結果となった。
その裏、永井選手の攻撃はランナーを3塁まで進めるもあと一本が出ず無得点。
大瀬良でスライダーとカットボールをコーナーに投げ分けるピッチング。
ビーズリーでツーシームとSFFの投げ分け、SFFの低めでの出し入れ、視点をそろえたスライダーとカットボール。
両選手、大胆さよりは丁寧さが目立つ配球で膠着状態になるも試合が動いたのは2回裏。
永井選手は先頭バッターの佐藤でフルカウントからのアウトコースのSFFをライトスタンドへのホームランで先制。

3回表、矢野選手はこの回先頭の堂林でレフトスタンドへ叩き込んですかさず同点。その後2アウト1,3塁とするも追加点は奪えず。

試合は延長戦へ…
永井選手はここまで好投していたビーズリーから湯浅へ継投。
先頭バッターにパワーカーブを見せた意識させて後に視点をそろえた場所へストレート、結果は詰まって内野フライとなった。
続くバッターをインローへのカットボールでサードへの併殺打となり3アウト。

ポイントでは矢野選手が勝っているのでサヨナラで永井選手勝利、抑えたら矢野選手が勝利という状況になる。
結末は1アウト1、2塁。
バッターは先ほどホームランの佐藤。矢野選手は大瀬良から戸根へ投手交代。
低めに変化球を集めるもセンター前ヒット。
ミート打ちだったこともあり2塁ランナーは一気に3塁回ってホームイン。
永井選手が白熱の投手戦をサヨナラで締めくくった。

個人的な試合を決めたポイントは「大胆さ」
永井選手の4表の守備。
ここまで抑えていたビーズリーを変えて、1点も取られたくない状況でストレートを決め球に選んだ大胆さが試合を決める要因となった。
また、矢野選手の打撃での大胆さ。
大舞台で初球から積極的に振っていけるメンタルは一度打ちだしたら止まらない選手となる可能性が高い。
この試合も正面に飛んでしまった打球が少しでもズレていれば…と思う展開が何度もあったので、今回は負けてしまったが引き続き自分の打撃を貫いて次に試合では結果に繋がればと思う。

第3試合 久保木選手(めいめい)5-0村島選手(霜月)

両先発投手 森下(広島)、西純(阪神)
先行の村島選手は幸先よく2連打でノーアウト1、2塁とするが後続続かず無得点。
対する久保木選手は多少ボール球でもタイミングとカーソルをしっかり合わせてヒットを量産。
途中犠牲フライでのアウトを挟んで8本のヒットで5得点。
暫定打率10割を記録。今後の個人タイトルにも期待したい。

個人的な試合を決めたポイントは「流れ」
初回に2者連続でランナーを出すも流れをつかめなかった村島選手と、ボール球ヒットもありながら流れに乗った久保木選手とで対照的な結果となった。
村島選手はボール球をうまく使って最後まで我慢の投球が続いたが結果は実らず。
ただ、ボール球を打たせるという一番打ち取る確率が高い配球を行っている。桧山監督も「ボール球を打たれるのはしょうがない」とフォローしてくれているように、次節はどのような配球を見せてくれるのか。

感想

まず、広島は毎年チームとして強い。
開幕からそう感じる一戦だった。

2球団ともに、阪神湯浅以外の中継ぎの出番が少なかったのがとても印象的だった。
試合を進めていくにつれ、継投が勝敗を分ける展開があると思うので、どのような選手が起用されるのか楽しみにしたい。

また、3試合ともに先制した選手が勝利している。
やはり先制点というのはプロリーグでも大事なものだと実感した。
リアタイをプレイされる皆さんも、ぜひとも先制点を意識してプレイすることで少しでも良い結果となると思うので実践してみてほしい。


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