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クソアニメ オブ ザ イヤー2021

※この記事は作品を窘める要素がありますので、苦手な方はブラウザバックをお願い致します。


こんにちは。今回は私個人の目線を基にして、私にとっての「クソアニメ」を1~10位のランキング形式にしていき、最後に「総合大賞・次点」「内容賞・次点」「作画賞・次点」「特別賞・次点」を挙げる構成でいきたいと思います。
全部で1万字と少し長くなってしまったので、目次もありますしどうか好きなところからご覧ください。

今年私が見たアニメは以下の通りです。

さて、まずは判断基準を示したいと思います。ちょっと長いので、興味ない方は「はじめに」を飛ばしていただいて構いません。

はじめに(判断基準)

人によって「クソアニメ」の基準はまちまちだと思います。というのも「良いクソアニメ」もあれば、「悪いクソアニメ」もあるというのはそれなりにアニメを見ている方には理解してくれると思います。

というわけで、今回この記事を書くにあたってどんな感じのアニメがノミネートされ、どんな感じの基準でランクインしたのかを記したいと思います。以下に記すクソアニメの定義は基本的に「この記事内におけるネガティブな意味でのクソアニメ」であり、私個人の思うクソアニメ、及び世間一般のクソアニメの定義とは異なるかもしれませんがご了承ください。

まず一番重視したいのは内容です。どんなに作画が良いアニメでも、どんなに豪華な声優を揃えていても内容がゴミだとどうしようもないと思います。内容の中でも私は終わり方を重要視したいと思います。これは私の座右の銘が終わり良ければ総て良し、だからです。正直クソみたいなアニメでも最後が良ければある程度何でもいいとさえ思っています。逆に言えば、道中もつまらなくて最後も酷いアニメであればあるほどランクインしやすいです。

続いて重要視したいのは作画です。やはりアニメというのは作画が肝だと思います。カスみたいな作画であれば漫画を読んだりドラマCDを聞いたほうが良い場合もありますし、テレビアニメである以上ある程度の作画は欲しいと思います。逆に言えば、作画がカスであればあるほどランクインしやすいです。
ですが、作画が良いからと言って内容がカスである場合、この限りではありません。

基本的にはこの2線を中枢に据えていきます。それに加えるとすれば、クソアニメとしてのオーラ(雰囲気)、今までの歴史(例えば1期から2期への落胆の激しさ)、いかにもクソアニメらしい強いエピソードの存在(例えばおさまけの3話みたいなやつ)、OPED(クソアニメは得てして曲が良い)などを考慮に入れて、後は適当にフィーリングでランキングをつけてみました。

繰り返しになりますが、基本的にはネガティブなベクトルでのクソアニメを考えます。

はじめに(異世界の門について)

迷いましたが、コレはひとまず除外したいと思います。理由については「一応24話構成で未完のアニメだから」というのが強いです。あと「パワーバランスがバカになるから」というのもあります。正直言ってこのアニメは殿堂入りレベルなので入れていいのか非常に迷いました。
異世界の門がこのペースで行けば2022年の今頃に終わりますが、仮に2022年にこういうのを書く元気があったらどうしようかな~と思っています。

とりあえず、異世界の門についてはひとまず除外したいと思います。仮に入れるとすれば、コレが断トツで1位です。間違いありません。


というわけでまえせつ!はこの辺にして、早速10位から1位まで一気に書きたいと思います。繰り返しになりますが、この記事は作品を窘める要素がありますので、苦手な方はここら辺でブラウザバックをお願い致します。

よし、メチャクチャ叩くぞ!!!!


10位

10位は秋アニメより「闘神機ジーズフレーム」。秋アニメが始まってからアニメ放映が突然発表されるという、2021年随一の謎のアニメです。

その謎アニメらしく、このアニメはかっ飛ばしていた。特に、これは明らかに中華アニメと思われるのですが、作中のキャラの口の動きが明らかに日本語とあっていません。それだけではなく作画も結構怪しい水準で安定していました。ジーズフレームたちの動きは良かったんだけど...…。

またトンデモ展開がこの作品の魅力。印象的なのは4話。何か知らんけど空気が薄くなるスペースに閉じ込められたCV.洲崎綾が大ピンチになるんですけど、この展開は秒で解決します。そもそもこの大ピンチになる過程もかなり急で、解決も急なのでこのシーンって本当にやる必要があったのか?とも思う。

そしてなんといってもこの作品は、作中の専門用語が死ぬほど出てくるんだけど、その専門用語がわからなくなる。その専門用語を使って作中では盛り上がりを見せるんだけど、こっちは何を言ってるのかほとんど理解できていないからちょっと悲しい気持ちになりました。

そんなわけで、作画も内容も、あとアニメ発表の経緯も何もかも結構メチャクチャだったこのアニメを10位とします。これより上が9作品もある。面白い1年です。


9位

9位は冬アニメより「IDOLY PRIDE」。硬派なアイドルアニメと見せかけて、ただの恋愛アニメだった点で大幅にズッコケた最高なアニメでした。

概ねはここに書いています。幽霊と牧野くんがメインになっちゃって、他のアイドルの影が薄くなってしまったことが一番最悪な部分だと私は思います。


8位

8位は冬アニメより「ワンダーエッグプライオリティ」。本当はここに書きたくなかったタイプのアニメ。

作画は2021年すべてのアニメの中でもトップクラスだと思う。内容も「魔法少女まどか☆マギカ」を現代に落とし込んだかのような作品で、現代特有の女の子の悩みを不思議空間における「エッグ」という舞台装置を通して消化していく。ここまでは全く悪くなかったと思う

問題は総集編を経てからの展開。確かにアカと裏アカのキャラは謎だったけども、後半に急にこの設定を深めようとしていき、最終的に広げ過ぎて1クールで終わることが出来なかった。
特別編が数か月後に始まるが、これは1時間の尺を取りながら半分総集編。つまりこのアニメは14話分の尺をもらっておきながら2回も総集編をやっているのです。これは大変なことやと思うよ。

それはそれとして、そんな総集編も正直なにがしたいのかわからなかった。パラレルワールドだったり、ねいるは実は~小糸ちゃんは実は~とか言われても、じゃあ俺たちが見せられた12話って茶番なんですか?という感想しか抱けなかった。特に小糸ちゃんがクズだったという設定は確かにリアルかもしれないが、そしたらこの12話は何だったん?と感じざるを得ない。こういう所を最初から描こうとしていたならまだ良いけど、そんなことまで考えられる脚本家がいたら特別編なんてなかったと思う。

エヴァンゲリオンとかまどマギをベースにして、すべてを中途半端に投げ捨てた没作品という感じが僕の中でしっくりくる。同じ時期に、現代の問題点などをキャラクターが謎空間で解決していく点で同じようなアニメがありました。「Fairy蘭丸」というトンチキアニメなんですが、ぶっちゃけこっちの方が無駄な要素が無くてスッキリしてて面白かった。

多分ワンエグって「何かよくわからないけど面白いでしょ?」という感じを作ろうとしたと思うし、実際そういう人がハマっていたと思うから「何かよくわからない」点は正直どうでもいいのかもしれない。
でもこんなに設定が凝られていた上に作画もCloverWorksの本気を見せてきたこのアニメが、そんなしょうもない脚本で終わらされて良いのだろうか。俺は悲しい。かなりガッカリなアニメでした。
正直ランクインさせるか迷ったのですが、これ入れないと嘘だと思ったので入れました。でも超酷評するまではないと思うのでこの位置。このアニメはこんなもんです。


7位

7位は春アニメより「バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!」。鬼頭明里がテレ朝系の番組にこの番宣のために出たことがあって、一応テレビ局からは見捨てられていたわけではない地上波アニメ。

内容は王道...…とは言い難いですが、トライアスロンのような競技?において優勝を目指すスポ根アニメ。この競技?は「宇宙撫子<Cosmo Beauty>」を決めるため全惑星から集められた運動女子を中心に競われます。それは地球はもちろん、月・火星・木星・謎の星など...…。彼女たちはそれぞれの思惑・願いを基に「宇宙撫子<Cosmo Beauty>」を目指して、切磋琢磨していくのである!

...…結構面白そうじゃないですか?
実は私、ちょっとこのアニメは面白かったと思っています。
では何故このアニメをこんな好位に置いているのか?それは2点のシュールさがこのアニメのクソアニメさを醸し出しているからです。

まずはこの作品を語るにあたって絶対に外せない人がこの人。仰る通り、「かっこいい正義の味方の刑事<デカ>ですよ」。
この人、何と最終話までメインキャラみたいな扱いを受けます。ずっとこういうキザなセリフ(「俺はしがないデカですよ。」とか)を基にこの作品の裏側を描いていくのです。その裏側とは?

太陽系管理委員会という3人からなる謎の組織が実は裏で暗躍。その中でこのガンマというキャラは異常にキャラが立っていました。ウホウホ言ったりバナナを食べたり、まさにステレオタイプのゴリラキャラです。今時こんなキャラは見られないでしょう。

ジェフもガンマもまさに平成初期で見られそうなキャラですが、この作品はそもそも1997年頃に展開されていたメディアミックスコンテンツで、それがどういうわけか令和の時代に展開されたというわけです。ゲームも出ていたのですが、その機種は何とセガサターン。

というわけで、平成初期~中期のコンテンツがそのまま時代を変えずに令和に持ってきたという点でこのアニメのクソアニメ度は相当に高いです。この文章だけではこの作品の魅力は伝わりませんので、年末年始に是非ご覧いただきたいところです。
ちなみに作画なんですが、クソアニメ基準では標準だったと思います。


6位

6位は夏アニメより「探偵はもう、死んでいる。」。タイトルの通り、探偵のシエスタは何らかの要因にて主人公の助手くんを置いて死んでしまったことが語られます。それは、かなり気合の入った作画シエスタの萌え具合で視聴者に「この先どうなるのか?」という先の展開のわくわく感を与える1~2話連続の1時間枠で見事に描かれていました。

と、書きましたが。実は上に書いたこと、全て最終盤には逆になります。

まず探偵のシエスタちゃんですが、確かに死んだことは死んでいます。しかしこのアニメは8割くらいシエスタと主人公の過去の話をするのであまり死んだ感じがしません。それだけならいざ知らず、何と最終回付近ではシエスタは自分の心臓が入っている夏凪渚ちゃんの体を乗っ取ります。なので、探偵は言うほど死んでいません

気合いの入った作画と書きましたが、これは残念ながら長続きしませんでした。1話は凄い気合が入っていたんですけど、最終盤は見る影なし。制作会社がENGIというフルダイブの会社なので期待は薄かったですけど...…。

シエスタの萌え具合ですが、これはギリギリあったと思う。あったと思うけど、これも心臓を乗っ取るトンデモ展開で終わり。

これ以外にもカメレオン(CV.子安武人)が大馬鹿すぎるのも最高だった。拳銃を通さない鋼鉄の鎧かと思ったら夏凪渚を吊るしていた尻尾は普通の銃?で貫かれるし、油でびしょびしょになった床にライター落とされて死にかけるしでもう最高。最終話は夏凪渚(シエスタ)と主人公がイチャコラしあっているのを空気読んで見守る感じになっていてメチャクチャ。

作画ももちろんですが、それ以上に内容が最高な至高のクソアニメ。正直これを1位にしても僕の中で特に反論とかはないのですが、個人的にはあと5つもあります。


5位

5位は冬アニメより「スケートリーディング☆スターズ」。谷口悟朗総監督の下制作された、オリジナル競技「スケートリーディング」をやる男子を描いた作品です。

この作品の一番最悪な所は、「スケートリーディング」という新しい競技を作り上げて部活アニメを作るというコンセプトにもかかわらず、その「スケートリーディング」を行う描写が非常に少ない所。前半でそういう説明をなすべきであろうとも思うが、前半は前島くんの個人演技で彼のポテンシャルを描写するだけに留まり「スケートリーディング」を実際に見せてくれることは本当になかったと思う。この傾向は最終盤まで続きます。

そしてこの作品はキャラクターが非常に多くてかなり困惑する。前島と犬猿の仲になって転校(!)するキャラクター、その監督、双子のキャラ、ライバル...…。体感ではアイドルマスターシンデレラガールズレベルにキャラがいて非常にこんがらがった作品の印象を抱いた。

またこの作品の中枢には前島くん・流石井くんと篠崎くんの因縁の関係の清算も重大な要素の一つだったと思う。しかしこの関係の清算は最終回のほんのわずかな時間で終わった。中間地点でその関係性の話を散々していたのに、こんなあっけない終わり方をされて本当に頭が沸騰した。

というわけで内容は相当に悪く、更に独自競技である「スケートリーディング」は最終回辺りでようやくちゃんとやってくれる(やってくれるけど割とカットされる)くらいだった点で作画も評価できない。正直なにも評価するところはなく、この評価。


4位

4位は冬~春アニメの「蜘蛛ですが、何か?」。最終話が納期に間に合わず、そんな最終回も作画がヤバかったという地獄の2クールアニメ。

蜘蛛パートと人間パートに分離されるこのアニメ、「ありふれた~」もこんな感じの構成です。蜘蛛パートと人間パートが実は時系列の分離が起きており、「蜘蛛とは何なのか?」「魔王とは何なのか?」という謎を醸しつつ、蜘蛛子さんのゲーム実況のような迷宮攻略を楽しむ...…そんな作品。なろうではそこがウケていたのでしょう。

内容から触れると、この人間パートはキツかった。勇者くんがモブとまでは言わないけど、かなり薄いキャラクターだったし、人間パートの魅力ってTS娘くらいだったんじゃないだろうか。蜘蛛子さんパートを際立たせるための演出だったら理解はできる(確かに蜘蛛子さんパートが恋しくなった)けど、その割にはかなり時間を割いていたのでやはり辛かった。実際漫画とかでは人間パートは省略されているとかなんとか。
蜘蛛パートもキツかったんですけど、これは人間パートに比べれば許容範囲内ですし、このアニメに楽しみを見出すなら蜘蛛子さんパートだと思います。

そんな人間パートがキツかったのは内容もさることながら、作画が最悪レベルだったのが大きな要因であったと思う。

2Dと3Dの組み合わせ

こんな感じ。作画は力尽きており、CGを使ったり使わなかったりする応用型エクスアーム式作画に加えて、接写多めで遠近感がバグる作画も多々見られました。挙句の果てに修正が修正になっておらず最後まで可哀想になってしまった。

そんなわけで4位なのですが、ベスト3は更なる怪物がいます。3位はこの作品から作画はそのままに、蜘蛛子さんパートを無くしたかのようなバケモノです。


3位

3位は春アニメより「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」。作画も内容も、今年トップレベルの怪物アニメです。

ちなみにこれはもう配信でも見られないらしい

一番印象的なシーンを問われると10人中9人はこれを思い浮かべるのではないでしょうか。このダンスは決してふざけているわけではなく、作中でカッコいい人がカッコいいダンスを踊っているという感じです。
このようにこのアニメは、しぐれうい先生による女の子の可愛さが売りなはずなのに作画がダメという萌えアニメとして一番ダメなことをしているアニメでした。

ちなみに内容も意味が分からなかった。「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」と記しているが、実はそこまでラブコメをしていない。どちらかと言えば「幼なじみと共に行く芸能界復帰」が主題になっていて、その脇にラブコメがあるという感じになっていたと思う。本当に何がしたいのかわからないアニメだった。ラブコメという理解しやすいジャンルのはずなのに。
加えてキービジュにいる3人は全員幼なじみ(広義)。なので、確かに「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」と言えるんです。凄いんです、この理論。
最終回も誰が得するのかよくわからない終わり方。D4DJもそうだけど、こういう萌えアニメでよくわからない引きをするのってどういう神経しているんだろうか。

というわけで作画も内容もメチャクチャなアニメ。本来これがトップで全国の同意を得られると思うのですが、後2つ存在します。2位は、作画はこのランキングの中でも上位にありますが、内容は負けず劣らずどころが後半に一気に差し切る追い込み馬の如くクソを貫いたあの作品です。

ちなみに好きなシーンはこれ。動画撮影で何でか忘れたけどマルくんが机に飛び込むシーン。あまりに唐突で爆笑した。


2位

2位は夏アニメより「ひぐらしのなく頃に卒」。作画はぽよよんろっく大先生とパッショーネの力で、何なら旧作より可愛くて上等でしたが、内容のヤバさと「ひぐらしのなく頃に」という歴史・ブランドをぶち壊した点でココに置いています。

まず内容から触れたいのですが、ドラゴンボールとか奇跡連呼とかそれ以前に卒は業の再放送になっていた点が一番最悪だったと思う。
沙都子が何らかの方法でL5を引き起こす注射をぶち込んだ!...…あとは業の再放送。これが3回も繰り広げられた(全15話の内、13話まで)というのが卒の最悪なところだと思う。一応旧作の解答編は「何故出題編では惨劇が起きたのか」というのが分かる構成だったし、解答編は解答編で新しい謎を作っていたことがひぐらしの流行した所以だと思う。

それで14話からようやくストーリーが動き出したと思ったら、二人の殴り合い。

これ、何のアニメだと思いますか?
これ、ホラー/サスペンスアニメなんです。

これだけでもやっていることヤバいのに、最終回では何故かyouを流す。ライトなオタクだけならいざ知らず、もう見限ってそうなディープなオタクもブチ切れさせる最悪な手を打ってて、ゲームエンドです。

業の時点では「出来の良い二次創作」という表現がぴったりだと思っていたのが、卒はひぐらしではない「何か」に成り下がってしまっていた。
しかしこれは公式。「ひぐらしのなく頃に」というブランドに大きな傷をつけた点でクソアニメポイントは高いと思います。


1位

栄えある1位は冬アニメより「EX-ARM」。作画の粗さ、作画に合っていない豪華声優陣による迫真演技、そのアンバランスさ、そして衝撃度。全てを取って唯一抜きんでて並ぶものなし。順当ですみません。

まずこのアニメのスゴイところを語るとすれば1話。

スレッドにもう一つありますが、1話からこれでもうおかしいんです。

このgifを見れば分かる通りこのアニメは原則3Dアニメなのですが、たまに2Dが出てくるんです。いつしか「主要キャラは3D、適当なキャラは2D」という法則がこのアニメに出てくるようになりました。ちなみにこの法則を逆手にとって?視聴者を驚かせたこともありました。

「エクスアームスマイル」

他にも言いたいことはあるんですが、とりあえず全部飛ばしてこの笑顔。これスゴイ最終回っぽいんですが、実は最終回じゃないんです。
この笑顔は11話の最後。すべてが解決してハッピーエンド!という流れでこの笑顔...…だったのですが、何と最後に超展開。また新しい展開がスタートするのです。確かに完全解決という感じではなかったけど...…。
しかも新しい展開を後1話で満足にできるわけもなく。爆速で超展開を畳みかけて最後は何か良い感じなようなよくわからない感じで終了。ちなみに最終話には面白い作画ミスがありました。

よく見ると...…?

あとOP。とりあえずご覧ください。

格ゲーのキャラ選択みたいなのは置いておいて。注目はサビで流れるスタイリッシュな映像。
これ、全部本編の使いまわしなんです。しかも5話~7話くらいで全部回収できちゃうのがもう面白い。

内容自体は嫌いじゃなかったけど、作画がヤバすぎてそれどころじゃなかった。その点で、かなり不幸な作品であったことはまず間違いないと思います。実際本当はアルマとミナミはもっとエッチだったらしいのはEDの一枚絵(本当に一枚絵)からも伺えます。
でも、だからと言ってこのアニメの衝撃度は半端ない。文句なしの1位として後世に語り継ぎたいと思います。

ちなみに似たアニメにテスラノートがあるが、アレはちょっとだけ普通に(?)面白かったのと、エクスアームと違ってキャラに萌えを感じるレベルの作画はあったことから自分の中では別ジャンルだと区別しています。


受賞

そんなわけで、1~10位はそんな感じ。「クソアニメオブザイヤー」というタイトルで書いているから、一応それっぽい賞を作ってみる。これ「アニメオブザイヤー」の方でもやればよかった。

・総合賞

大賞:EX-ARM
次点:ひぐらしのなく頃に卒
   幼なじみが絶対に負けないラブコメ
   蜘蛛ですが、何か?

EX-ARMは文句なし。最早クソアニメの殿堂入りと言ってもいいのではないでしょうか。
ひぐらし・おさまけ・蜘蛛はそれぞれがいなければ大賞レベルの作品だと思います。そのため3作品を次点置き。

・内容賞

大賞:ひぐらしのなく頃に卒
次点:幼なじみが絶対に負けないラブコメ
   スケートリーディングスターズ

内容のヤバさで競う内容賞。大賞はひぐらしのなく頃に卒とした。13話までは実質再放送、14話からはトンデモ展開で最高にメチャクチャだったと思う。
次点はおさまけ・スケートリーディングスターズ・たんもしの3作品。正直おさまけとひぐらしは迷ったが、より最悪だった方を選んだ。スケスタもかなり酷かったけど次点まで。

・作画賞

大賞:EX-ARM
次点:蜘蛛ですが、何か?
   幼なじみが絶対に負けないラブコメ
   出会って5秒でバトル

より酷かった作画を競う賞。大賞はEX-ARM。言わずもがな。
次点は色々あるけど、蜘蛛・おさまけ・出会って5秒でバトルとした。出会って5秒でバトルは1~10位には入っていないんだけど、明らかに作画が凄いことになっていたので入れました。

・特別賞

大賞:EX-ARM
   ひぐらしのなく頃に卒
   幼なじみが絶対に負けないラブコメ
次点:蜘蛛ですが、何か?
   IDOLY PRIDE
   ワンダーエッグプライオリティ
   バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!
   ピーチボーイリバーサイド
   SCARLET NEXUS

ここは「よりクソアニメとしてのインパクトが強いもの(=終わった後も語られるもの)」「それまでの歴史をぶっ壊したこと」など特別に印象に残っているクソアニメを列挙。
大賞は3つ。これは2021年の代表的クソアニメだと思う。
次点。ピーチボーイリバーサイドは監督の自己満みたいな感じでシャッフル版にして無事最悪な内容になってしまった不幸の作品。名前を残しておきたいのでランクイン。SCARLET NEXUSはシリアスな場面がギャグみたいになっていた点と、とあるキャラの悲劇が関東に起きた震度5弱くらいの地震と丸被りして最悪な感じになっていた点でランクイン。

おわりに:惜しくもランキングインしなかったアニメなど

いかがでしたか?2021年はクソアニメの層が厚く感じます。2020年も神様・まえせつ・ジビエートなどありましたが、2021年も負けず劣らずでした。

11位以下を考えるとすれば、こんな感じ。

11位 出会って5秒でバトル
12位 ピーチボーイリバーサイド
13位 究極進化のフルダイブRPG(以下略)
14位 約束のネバーランド2期
15位 SCARLET NEXUS
16位 ウィクロスディーバライブ
17位 真の仲間と(以下略)
18位 うらみちお兄さん
19位 D-CIDE TRAUMERAI
20位 SELECTION PROJECT

こんな感じ。見ていただければわかると思うのですが、BLUE REFLECTION 零とかWAVE!を見ていない。これは本当に申し訳ないです。
この2作品も結構ヤバかったらしいので、もし見ていたらランクは変わっていたと思う。ごめんなさい。

そんなわけで、私的なクソアニメオブザイヤーはここまで。ちょっと気合い入っちゃって書きすぎちゃった。ここまでご覧いただきありがとうございました。

今回はここまで。年内はあと、2021年秋アニメの感想記事を載せて終了です。よろしくお願いいたします。


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