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苦手を克服するの罠

X(旧Twitter)で、夏目にーに先生のポストが流れてきました。

いい作品を生む思考の一歩目 
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私がまず伝える基本的なこと

https://x.com/212natsume/status/1804341088184078588
https://x.com/212natsume/status/1804341088184078588/photo/1


①弱点と強点との間で

プロになる人って、100点満点で120点の武器を持っていて。
でも同時に、致命的な弱点もあって。
弱点は、悪目立ちするんですよね。
その人の強点を、覆い隠してしまうほどに。
そこを改善するとポンと伸び、デビューに至るのですが。

この弱点を克服したって話ばかりが伝わりがちですね。
なので、投稿者もマネする。
結果、弱点はないけど強点もない、そつのないものに。

ちなみに、120点の武器を持っていて、特に大きな欠点がない人は、中学生や高校生で、デビューしていきますね。

②ダメ出しを欲しがる

こちらの、ぬこー様ちゃんさんの漫画も、非常に示唆的というか。
秀才タイプに多い、陥穽ですね。
モーツァルトとサリエリの差(あくまでも映画の中での)というか。

画像が重要なので、転載しておきますね。

https://x.com/nukosama/status/1803714588619493743/photo/1
https://x.com/nukosama/status/1803714588619493743/photo/2
https://x.com/nukosama/status/1803714588619493743/photo/3
https://x.com/nukosama/status/1803714588619493743/photo/4

オチが秀逸ですね。

③天才は自覚がない?

そもそも、強点のある人って、自分の120点の武器を120点と、意識していないんですよね。
最初からできた、やってみたらできた、誰でもできると思っているので。

そして、自分はあの人に比較してココが足りない、あそこが負けていると、マイナスポイントばかり見て、落ち込んでいたり。
才能があるってのは、他人の優れた点も、自分のダメのレベルも、わかるってことですから。

例えば某先生、投稿していた高校生時代、ネームの存在を知らず。
1ページ下書きからペン入れが終わってから、次のページをまた下書きから書くという方法で、初めての投稿作を書き上げ、17歳でデビューしましたが。

みんな30ページにピタッと収められて凄いなぁ、オレって才能ないなぁと、思ってたそうです。
天才なんて、そんなもんです。

コチラの本、刺さる人には刺さるので、興味がある方はご購入を。


以下は諸々、個人的なお知らせです。読み飛ばしていただいても構いません。

筆者の小説(電子書籍版)でございます。お買い上げいただければうれしゅうございます。

文章読本……っぽいものです。POD版もあります。

筆者がカバーデザイン(装幀)を担当した、叶精作先生の画集です。POD版もあります。
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