ガトーショコラを泣きながら食べた日

どうも~千夏です。
今回は初めておしゃれな喫茶店に行った話をします。

元々カフェや喫茶店にひとりで入るのは苦手だった。
いく習慣がないからなのかものすごく緊張してしまう。
周りの視線が怖い。はいるだけで息が上がる。飲み物をこぼしたり、食べ物を落としたり、食器を割ってしまわないか不安になる。

そんな自分が今日喫茶店に入った理由は友達のすすめだ。
あまりにもたくさんの友達がすすめる店なので、
つよく惹かれた。
数週間は友達の話をへぇ~となんとなくきいていただけだったのだが「友達の紹介できました」という台詞を言ってみたかったし、美味しそうな商品が目に留まったのでますます行きたい気持ちは高まっていった。

だが、行ってみたらメニュー表を見て頼むが精いっぱいだった。ガトーショコラと珍しい味のホットティーを頼んだ。
なんとか「友達から良いと聞いて来たんです」と声を絞り出した。緊張で息は上がっていて、よくあるカフェで読書みたいなことはできなかった。(元々あまりカフェで飲食以外をするのは得意ではないが…)

頼んだものが出てきた時ああやっぱり来てよかったと思った。

こんなに値段が高くて良いんだろうかとも思ったけれど、
でもそれ相応かそれ以上に美味しかった。

うっすらとだが涙すら出た。
食べている間、店員さんの姿は見えない。
視線を気にせず食べられるのも良い。
ホッとできるこの感じ、
ドラマ「スナックキズツキ」に似ている。
あれはドラマの世界だと思っていたけれど落ち着ける良い店は実際にあるのだと知った。

店には店員さん一人と自分だけ。
ゆったりした空間を独り占めした。


最後にお礼を言おうと思ったけれど緊張していて言うのが怖くなってやめた。

そのかわり感想を書いたメモ用紙を置くことにした。
できるだけ深くお辞儀をし、店を出た。
笑顔でありがとうございましたと言われた。
とても良い方だったけれど、こちらが絞り出した「ありがとうございました」にはとても感謝の気持ちなど込められなかった。
悔しかった。

次に行くときにはきちんと目を合わせたいし、面と向かう勇気を持ちたい。
口から直接ありがとうを言えなかったことが悔しくて仕方がなかった。

SNS上でこちらが置いたメモの内容を伏せ、その店員さんは喜びを伝えてくださった。

また絶対にあの店に行きたいと思った。


面と向かって、はむりだったもののなんとか感謝の思いは伝えられた。
緊張や災害などで声が出なくなった時のため、筆談用に用意していたメモが役に立った。

こんなところで今回は終わりです。

それではまた~。