無名人インタビュー感想【当日編】

どうも~千夏です。今回は無名人インタビューの感想を書きます。
本編はこちらです。

 ※途中までは無名人インタビューを受けた日に書いたものです。
「無名人インタビュー」とは、qbcさん主催の企画で誰でも無料で受けられるものです。長くインタビュー記事は読んできたのに初めはずっと読者で居続けようと思っていたんです。
臆病すぎるがゆえにインタビューを受けるまですごく長く迷いました。
吃音持ちなのもあるし、何もアピールすることのない自分が受ける意味って?と思ってしまったんですよね。
ですが、生まれて初めての一人映画に行った日、ちょっとした思いつきで申し込んでみました。何もない空っぽの自分を吐き出して本当の空っぽにしてしまおう!と考えたからです。

「千夏」としての自分。それは友達はもちろん、家族にも内緒なので実家暮らしの自分は時間が限られてしまうわけですが、妹も運よく?旅行中なのでどうにか受けることができました。noteにほとんど妹は登場しません。ですが無名人インタビューでは割と聞かれました。そのため普段の記事とは少し違う印象の自分がいるかもしれません。インタビュアーのtokiさんは人の話を聞くのが上手い人だと感じました。良い意味で笑う以外に感情を見せすぎないということをしていたと思います。インタビュアーは共感してはいけないというルールが確かあったはずなので自分を持ち上げたりすることはありませんでした。自分は聞き下手なので遮りまくってたのですが、それでも臨機応変に動けるのってすごい。

ほぼ全部言えてスッキリって感じですね。もちろん今まであった出来事を全部言うのは無理なので言えないことはマガジン「風変わりな子」に書いてます。気になる方(いるのか?)はそっちを見て下さい。

ここからはインタビューの内容に対しての感想ですね。

肩書を恐れてプロフィールに書かなかったのも、わざと分かりづらい自己紹介をするのも、先入観を捨ててほしいという思いが人一倍強いからなんですよね。
特にこれと言った取り柄もないのでなんか口ばっかりなところがあるよな~と思っています。自分のことって心の底ではどこか嫌っているだろうし、やっぱり好きではないはずなんです。でもどの自分も全部自分なわけで拒絶してたら生きていけないんでとりあえず今の自分を受け入れてしまおう!精神です。

家族との結びつきが強い家だったので良くも悪くも結構影響していると思いますね。
今週まで割と忘れてたけど父はアニメと(一部を除く、「LINETOWN」や「たまごっち」はこっそり見てたし、なぜか「サザエさん」が中学から解禁された)ゲームは禁止、ネットは15分まで(このルールは小学生までだけど)、コーラは歯が溶けるから飲むな、みたいなルールで生きてました。

こういう制限って生きていけるけど世界は狭くなります。こういう理由でってわかっていれば納得できたかもしれませんが、単に父のこだわりだったので割とたてついてました。妹は従いつつ、スルー出来るところはスルーしてましたけど、自分はスルー出来なくて上手投げ?されたり、暗い部屋で反省しなさいって言われたりしてました。
夕食抜けって言われて従っていたら本当に夕食抜くのはやめろ!と怒鳴られてどう行動すれば許してもらえるだろうと考えることも多くありました。

友だちいなかったし、親の機嫌をうかがってばっかりだったし、楽しそうとは言えない生活を送ってたけど、今の私があるのはそういう時代があるからなのでそれがただただ悪いものだとは思ってません。

無理にポジティブに捉える必要はないと思うんですけど友達がいなかったからこそこういう自分でいられるんです。
考える時間がいっぱいあって本を読みまくれたわけだしそこから重松清さんや湊かなえさん、宮下奈都さんの小説に出会えて楽しい時間を過ごしてました。はたから見れば友達がいない子って「可哀そう」「イタイ」「寂しい」ってなるらしいですが、自分にとってはそうは思わないんですよね。友達がいればそれはそれで楽しかったかもしれませんが、いたらいたで友達との悩みを抱えてるかもしれません。

たらればってどうして良い想像ばかりするんだろうって常々思うんです。今の前提がなくなればいいことも有るけど、悪いことも当然付随するんじゃないの?と思っています。
もちろん病気や障害やいじめはないに越したことはないですけど、それらがなくても困難にぶつかることはあるわけで。

あんまり記事には書いてこなかったけど自分は健康が脅かされる経験をほぼしたことがありません。それゆえに「皆勤賞取れて当然でしょ」と過剰な期待も負ったけれど、健康でいられたことが幸運なことの一つだと思います。(ただし健康を失ったら自分には何も残ってないのではと思い続けたという弊害もあります。noteでその価値観が揺り動かされるようになって最近はそういう思い込みが和らいでいます。)

ブルーハーツが好きでアニメ映画と洋画に疎くて流行に乗るのが嫌いで友達がいない中高生でした。

親は特定の子と比べることはしない人だったけれど自分はなんでも妹と比べてたな。ほぼ同じ条件で育っているわけだからどうしたって自分の中での比較は避けられないんですよね。顔も好みも似てないし、妹は目立ちたがることなんてなかったんですけど。憧れる部分はたくさんあるけどそのうちの一つがおしゃべりすぎないことだと思いますね。

本当の意味でおとなしかったことなんてなくておとなしくしていれば安全だからそうしていたのでそういう人がうらやましい。まあ要するにないものねだりなのかもしれない。本当におとなしかったらそれはそれで色々良くないこと(大人しさが災いする出来事)もある(かもしれない)と思うけど…。

2023/3/17

当日書いた本文はここで終わっています。
ここから先の文は2023/04/18の千夏がお送りします。

tokiさんの質問に驚くことばかりでインタビューを受けなかったら考えないようなこともたくさんあったなと思います。明日が来ることも怖いと思っていた中高時代を語るのは結構難しかったです。あんなに辛かったはずなのに「短くない6年間」というキーワードが出てきたときに
そっか中高時代って短くないのか」って初めて気づきました。時が経つと忘れてしまうのって幸せに生きるための機能なのかもしれないけどちょっと悲しいですね。
tokiさんの声に憧れながら(ちゃんと質問聞けよって話ですが)浮かれた気持ちで答えてました。
自分の声を否定されて、喋り方も、時には匂い(これは鼻が効かないのでまったく分かりません😂)や体の動き(吃音の随伴症状に加えて、独特な歩き方や武者震い等)までもが陰口で言われていたのに、そんな自分が見知らぬ人と普通に喋れてるのすごいと思います。それくらい立ち直れてるって意味です。

自分でインタビューを読み返して思ったことは明日投稿します。
それではまた~。