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步步惊心 邦題:宮廷女官若曦

このドラマ、通っている美容室の美容師さんから何年も前におすすめされたドラマです。
その頃はまだドラマにはまっている時期ではなく、
へー中国のドラマって面白いの?と放置していました。
だって、私の中の中国ドラマは2002年に見た「流星花園」で止まっていたんですよね。
中国ドラマって俳優の演技も下手だし、おもしろくないしって…
でも、中国ドラマにはまり出してから、そういえば…と思い出し、見てみました。
その頃はAmazon Primeで見られたのですが、今はどうかな…
見れるようになったり、見られなくなったりしているようです。
UNEXTでは見ることができます。

私が普段ドラマを見るときは中国語で中国語字幕で見るのですが、このドラマは唯一日本語字幕で見ました。
なぜなら時代劇だから。私の中国語力だと全然聞き取れない言葉が多すぎて。
やっぱり時代劇の中国語は難しいー。涙。
だから、ドラマは現代劇ばかり見ています。
時代劇で見たのは、これだけです。
中国では時代劇の方が人気だったりするので、中国人のお友達におすすめドラマを聞くと時代劇をおすすめされることが多いんですよね。

さて、このドラマの感想です。
予想を裏切り、めっちゃ面白かった!
最初はべたべたな感じで、主人公が事故にあって現代から清の時代にタイムスリップしてしまうという話で始まります。
期待できなそうな始まりなのですが、その後のストーリーがめっちゃいいです。
清の康熙帝の息子たちの世襲争いに主人公が巻き込まれるお話。
私は康熙帝の息子たちが争っていたことは、学んだのに忘れたのか、学んだこともないのかもわからないほど、全然知らなかったのですが、
中国の時代劇ではよく取り上げられる題材のようです。
確かにお話として、とても面白かったです。
現代から来た主人公は、歴史を知っているので、今後どうなるか未来がわかるけど自分の大事な人にもそれは伝えられない。
自分の気持ちを表現できない葛藤など、本当によく表現されていて、引き込まれます。

そして、主人公若曦(ruoxi)を演じた女優刘诗诗(liushishi)と四爷(siye)を演じた吴奇隆(wuqilong)が現実世界では実際に夫婦だと知り、現世までつながっているのかとをも思わせてくれます。笑
二人がこのドラマをきっかけに付き合いだしたそうですが、確かに運命の相手と錯覚してしまいそう。

私はこのドラマを見たあと、歴史を勉強したくなりました。
今まで学校で受験のために学んだ歴史の中の人物にも、人としての人生があるんだなと、当たり前のことを切実に感じました。

中国語学習としては、時代劇はハードルが高いと思うのですが、
よく使われる典型的なセリフがたくさんあるので、それを知っておくと、中国人との会話では盛り上がれることもあるかもしれません。
中国人は時代劇のドラマが好きなので、昔の言葉遣いがWECHATのスタンプにも使われたりしてます。
(日本語だと「かたじけない」とかそんな感じのスタンプかな)
皇帝に対して失礼しますという時に使う「告退(gaotui)」とか、
皇太子つまりは皇帝の後継者という意味の「太子(taizi)」とか

あとは、中国語がわからずとも、歴史や昔の文化も勉強になりますよね。


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