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マンガのデジタル制作化までの道 その3

アシスタント時代の話で脱線しまくりました(-_-;)

私自身が、アシスタント業をこよなく愛していて
誇りを持っていてとてもいい経験といい思い出を

与えてくれて、今の自分にとって

とても大切な経験値だと思っているので、
見下したりバカにしたり

無駄な期間だと言い放つやつが多いので、
ついつい熱の入る話題になってしまう。

comicSTUDIOがいつしかCLIPSTUDIOという
マンガだけではなく

イラストやアニメーションにいたるまでの
総合ソフトとなって

comicSTUDIOのサポートサービスが終了して、

CLIPSTUDIOに移行したようなのですが、
他にも漫画ソフトは

数社が出していたものの競合していくこともなく、なくなっていき

いつのまにかCLIPSTUDIOだけになっていたようですね。

私は最近やり始めたので、この経緯を聞いて少し残念。

いいソフトもあったそうなので…競合しないと改良されていかないし。


そんなわけで私が漫画原稿の方でもデジタルに移行した時には

CLIPSTUDIOしかない状態でしたが、実際にインストールしてみて

解らないことだらけでしたが、プロアシ仲間がLINEで

「デジタルマンガ研究部」を発足してくれたので入部して

色々細かい部分やマニュアルにも載ってないような些細な質問に

答えてくれたり、おススメを教わったりしながら、

もたもたとデジタル化を始めようと準備していた時でした。

私の担当さんがとある事情で大変なことになり…(今もですが)

お世話になっている人なので、
負担になりたくないし、デジタル化すれば

負担もかなり下がるはず…という事で、デジタル化に踏み切りました。

マンガの作業はざっと説明すると

プロット(あらすじ、原作付きの場合はここでカットされるエピソードや骨組みを文章で説明したり、おおまかな流れを書く)

ネーム(原稿に入る前の段階のサムネ―ル。打ち合わせ用のおおまかなコマ割りやセリフなどを書いた設計図のようなもの)

下絵(ここからがやっと原稿、ここからの作業でないと漫画家には一円も入らないので、ネームだけやらせて使わないなんて事をされると食べてはいけないけど、そうやってネームを作らないと仕事にもつながらないという…)

ペン入れ(清書)

仕上げ(ベタ、効果線、背景。小物描き、トーンなど全部含めて)


プロットはもともとがパソコンでテキストに打ち込んで、

それを担当さんに送っていた。デビュー当時なんかは
ワープロで打って faxしてた頃もあった…

ネームはコピー用紙に描いていて、
最初にコマ割りとセリフだけ

ざっといれて人物絵はネームが完成してから適当に入れていく

あんまりネームでしっかり絵を入れすぎると下絵に悪営業及ぼすので(-_-;)

あえてきちんとした絵はいれないようにさえしている。

前はこのネームをFAXで送っていた時代もあるけど、

ページ数が多い時はコピーして郵送なんかしていた(-_-;)

今では長いページ数だろうとPDF化して取り込んでデータにして

それを直接データとして担当さんに送る。

でも、あいかわらずネームはアナログでやっている・・・。

もしかするとiPadとかあるとネームはこれでやったほうが

よさそうな気もする…でも、そんなの買えないので

とりあえずはアナログで描いてデータ化している。

そうすると作品仕上がった時にネーム捨てちゃってもデータで残せるし。

つづく

この先もずっと作品を描き続けたいので、どうかサポートお願いいたします!