②入院生活編



入院1日目。

4人相部屋で
わたしは日の入る窓際!
嬉しい。


ついてすぐ荷物の整理をして、
全身麻酔についての説明を受ける。



全身麻酔って
呼吸も止まるんや、、という衝撃。
(みんな知ってるもん?)


あと麻酔科の先生がとっても美人。←




そしてまだ今日なんにもしてないけど、
おひるごはんの時間がやってくる。
おでぶの生活。贅沢。






だいすきな焼きそば!!!!幸。
ウェルカムドリンク的な気持ちになる。(何)


付け合わせのお浸しも、
甘いヨーグルトもおいしかったなあ〜


この頃はまだまだ気持ちも余裕で、
毎食写真をとって、母に送ってたよ。
(その余裕は2日目で消え去る)



とにかくやることがなくて、
携帯見たり、
イラストロジックやったり、
ちょっとウトウトしてたら
晩ご飯の時間なって。
おでぶの生活。贅沢。(再)




え、
わたしこのまま廃人になるんかな…
という不安もありつつ。



21:45消灯。
消灯早い〜って言うひともいるけど
いつもこれぐらいの時間に寝てるので、
スッと寝れる。





入院2日目。
またまた廃人生活すぎて書くことなし。


手術前日のため、
夜ご飯以降は絶食と、
翌日朝に効果がある下剤を処方される。



入院3日目(手術当日)

朝起きてから30分はお水を飲んで大丈夫。
できたら300mlは頑張って飲んでね、とのこと。
お腹ちゃぽちゃぽなる。



そして、
普段からお通じの良いわたしには
前日の下剤が効果的面で、(汚)
朝から何度もトイレに駆け込む。(汚)


下剤だけでヘロヘロな状態やのに
さらに、
追い討ちをかけるかのごとく浣腸。


とにもかくにも
出せるもんは全部出しといて!とのお達し。




浣腸は、
管が入ってくる感覚に
なにこれぇぇぇ…うわぁ…てなる。
けど痛くなかったよ!



ほんとはお薬を入れてから5分は我慢らしいが、
超人でない限り無理だと思う。
我慢しなくてよし。(よくない)



手術の時間までに
着替えをして、
血栓防止の着圧靴下履いて、スタンバイ。



覗き穴がなんだかかわいい。




左手に点滴用の針を通してもらう。

※これは痛い。
術後2週間経った今も跡が残るほど。涙





そしてついに呼ばれて手術室へ。


あ、自力で歩いて向かうんや。
なんやったら、手術台も自分で登るねんな。
なるほど…



手術台に寝転んでから、
宴会でも始まるんか、ってぐらいの
たくさんの先生たち囲まれて(怖い)


酸素マスク、
血圧計、
心電計、
点滴。



あと、おでこになんかトゲトゲした
冷えピタみたいなの貼ってた。
(なんやったんかな)



順番に装備が完了したら、
麻酔投与開始。



麻酔が投与されてから、
「おおお!
頭がぐーーーーっと重く沈んでいく感覚〜」
と思った瞬時に寝てたよ。





麻酔から目が覚めてくるときは
少しずつ周りの人の声が聞こえてきて、

起こすためやと思うけど
手にビリビリ電気を当てられてて(多分)。


あ、目覚めてきたわ…てなった瞬間、



え?
ん?
息!
息ができひん涙!!!!!!



って
パニックになって手術台の上で暴れる。
(夢やったんかな?)



酸素用のチューブが
まだ喉に入ってるから
えづくし、チューブ取れへんし、息できひんし
とにかくこの瞬間が
めちゃくちゃ怖かった涙



落ち着いてー!
大丈夫大丈夫!
まだチューブ入ってるからねー!
落ち着いてー!

となだめてくれる先生たちの前で
えづきながら涙を流す醜態…←怖



パニックで意識朦朧とする中、
ベッドに移してもらって
病室へ帰ろうとしてるとき、



「ねえ、あなた普段しゃっくり出たりする〜?」
って聞いてきた看護師さんがいて



いや、それ今この状態で聞くことちゃう〜笑
朦朧としながらも、おもしろかった。
今でも思い出したら笑ける。




病室戻ってからも麻酔が効いてるのか
ずーっと寝て過ごす。
寝る、というか、
目が開かない〜という感じ。



この時、左手は痛み止めの点滴、
右側には尿管のチューブが通ってる。
トイレ行けないもんね。



わたしはこの尿管が違和感すぎて
ちょっと辛かった…



寝たきりやから血栓防止のために
できるだけ体動かしてね〜って言われてたんやけど


お腹の痛みと
尿管の違和感のため
寝返りは覚悟を決めて挑まないと無理だった。



あと、このときからしばらくは
寝返りをうつと
お腹らへんの内臓がぐにょぐにょっと動く。
(痛みはない。)



痛み止めの点滴には、
お薬を速くするスイッチがついてて、
痛みが強くなってきたら我慢せずにこれ押してね、
と言われる。


このスイッチがほんとにすごくて、
押したらすぐに痛みがスーッときえる!
本当にありがたい〜涙



お守りがわりに、
体の横に置いて一晩過ごす。




術後〜翌日の朝までのあいだ、

看護師さんが数時間に一回、
体温、
血圧、
尿の確認、
T字帯(おむつみたいなの)の中、
点滴を確認しにきてくれる。


この安心感ったらなかったな。


絶対大変やのに、
毎回温かく声をかけてくれる看護師さんたち。
本当に頭が上がらないなぁ、、と思う。



この日は寝たり起きたりを繰り返して
あまり熟睡はできなかった。



入院4日目(手術翌日)。


朝一の採血と、
体を起き上がらせるところから始まる。 


ずっと寝てたからか、
ご飯食べてないからか、
麻酔が抜けてないのか、
かなり頭がクラクラ。


乗り物酔いみたいな感じで
携帯見るのも辛い。




看護師さんがお水持ってきてくれて
歯磨きをさせてもらってから、
休む間もなく普通に出てくる朝ごはん。



お粥、とかじゃなくて
しっかり!がっつり!パン二つでてきたー!



どう考えても食欲ないけど
これはみんな食べれるもんなんか…


と思って
パンをかじってみるが、


めまいによる吐き気で
食べれず。
(わかってた)



そしてまた休む間もなく
看護師さんから
ちょっと歩いてみましょう!と言われる。
(天使のような優しい看護師さんだった)



点滴も尿管もつけたままやけど、
支えてもらったら歩ける!
感動!涙


そして、
ここでちゃんと歩けたら、
体に着いてる装備を
全部取ってもらえるとのこと。



尿管取るの絶対痛いやん…
という恐怖と戦いながら
看護師さん来てくれるまで座って待機。



この座ってるあいだに、
頭がぐらぐらしすぎて、突然の吐き気。
(麻酔の副作用もあるかも)



入院生活で唯一、
ナースコールを押した瞬間だった。
(すこし休んだらすぐ良くなった。ほっ。)




そしてついにやってくる、
尿管を取る瞬間。


看護師さんがゴソゴソ作業しながら
「ちょっと気持ち悪くなりますよ〜」
って言った瞬間に


ずるんっ
とチューブが抜け落ちる。


うへぇ…!と声が出たけど
これは痛くない!安心。


※もっと細い管が通ってるんやと思ってたけど
まあまあ太めのやつが出てきて
鳥肌は立った



そのあとすぐに点滴も外してもらう
このときの開放感はたまらん(最高)



この日からシャワー浴びれるよ、とのことやったけど
まだ頭がフワフワしてるので
やめときます〜と伝える。



と同時に、
そんな猛者おるんか、と思う。



でも同じ日に同じ手術を受けた
お向かいの方、

わたしより遥かに元気で、
シャキシャキ喋ってはるし、
自分で動いてはるし、すごかった。
(わたしが耐性なさすぎ説)



あとこれは余談なのだけど、


お腹はもちろん痛いし、
頭のフワフワ感もあるけれど、


それよりもなによりも辛いのが
鎖骨の痛み!



腹腔鏡の手術って
体内に炭酸ガスを入れて行なうそうで、
そのガスが上に上にあがってきて
みぞおちや、鎖骨あたりが
痛むことがあるらしい。


もちろん痛みがでない人もいるらしいけど
わたしは鎖骨ががっつり痛くて、
ご飯食べる気力もなくなるほどだった。


この痛みについては
術前、先生からの説明がなかったので、
なんで痛いのかが全く分からなくて。

え、わたしの勘違いかな?と思い込もうとしてた。
(無理)



しかも、

痛み止めでも
湿布でも痛みは緩和しない。


お風呂入ったら
直後はなんとなくマシになる気がする。


もしかしたら温める方がいいんじゃないんかなあ?
と思うけど確証は無し。(無責任)




入院5日目、6日目。

便が出なくなると
腸閉塞になって大変らしいので
無理ない範囲でしっかり歩いたほうが良いそう。


ミッションは
術後の診察、
お風呂に入る、
あとは痛みに耐えて
ご飯をしっかり食べること。


それだけで十分。
なんてことないことでも
ふう頑張ったなあ〜と感じる。



入院7日目。
退院の日。

最後の朝ごはんと、
血圧、
お薬などもらって、無事退院してきたよ!


おうちの布団って
こんな熟睡できるんやな〜!と感動。
母が卵焼き入りのお弁当作っておいててくれてる。
なんてことない日常に、とてもとても感動。



入院生活7日間。
なっがいなあ〜と思ってたけど
術後からが想像してたより壮絶で、
結果あっという間だった。



次回、術後の変化と、
手術を受けてどうやったか、
お金のこと、など
こまごましたことも残しておく。
(まだ続くんかい)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?