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母から学んだいくつになっても楽しく仕事を続けるコンピテンシー

昨日の朝に見たトピック記事

朝にTwitterを見ていたら、薄井シンシアさんが社長になった記事を見かけました。

2019年に日経新聞でも取り上げられていたことを思い出して、やっぱりすごい人だなぁと思ってみていました。

人っていくつになってもチャレンジできるものなんだなぁ。
そんなことを感じていた今日、偶然にも同じことを電話で話した母からも感じました。

うちの母の経歴

母はもともと小学校教諭で教頭まで勤めた後、60歳で退職。
1年ほどは家で専業主婦らしくしていたのですが、「お父さんとずっといるとストレスがたまる」とのことで、ハローワークに行って仕事探しを始めました。
ただし地方の田舎ということもあり、介護の仕事ばっかりだったらしいのですが、せっかくだったら資格とってみたらと勧められ、半年間学校に通い、ホームヘルパー3級の資格を取得。
年も年だし、実習も必要な資格なので、ハローワークの担当の方には、合格後に本当に取得できるとは思っていたなかった、と言われたそうです。笑

その後、地元の介護施設で数年働いていたのですが、知人に誘われて転職し、学童保育、デイサービス施設などで働いていました。
今時の言葉で言うならば、リファラル採用というやつですね。
60歳を過ぎてから、人脈使ってこんなにコロコロ転職できるのもすごいなと思いながら見ていました。

そんな母ですが、仕事をする一方で月に数回、隣町で行われている体操クラブに通っています。
膝の調子がよくなったのよーと喜んでずっと続けていたのですが、2年ほど前になぜか体操教室の先生から「あなたもインストラクターになりなさいよ」との誘いを受け、仕事をしながらインストラクターの資格をとる勉強を始めました。
聞いた感じでは実技と合わせて筆記試験もあり、その勉強のためになかなかハードな受験だったらしいのですが、無事合格して資格を取得。70歳手前で勉強して資格を取ろうとするそのマインドを見習いたい・・・!

ただし資格取得後にコロナウイルスが流行したこともあり、インストラクターの資格は特に使わず、デイサービスの仕事もやめ、ここ1年くらいは生徒として体操教室に通うぐらいで家で大人しくしていたのでした。

そんな母と今日電話で話をしていたところ、「お父さんにはまだ内緒なんだけど、9月から教室を開くことにしたの」とこっそり報告が。
やはりこの母、資格を取っただけで大人しくしているわけがなかった。
今年69歳なのですが、その年で体操教室の先生になろうとは、行動力があるなぁと、ほんとに感心します。

母から学んだ仕事を続けるためのコンピテンシー

母もこれまで大変だったことはたくさんあったと思うのですが、なんだかんだ楽しく生きているのは、母の以下のような特性によるものではないかと思っています。

・どんな職場に対しても前向き
どんな仕事に対しても一緒に働いている人たちの長所を見出し、「今一緒に働いている〇〇さんは、・・・がとても得意でね、こんなことができるのよ」という話をいつもしてくれます。
愚痴を全く言わない、というわけではないのですが、母が話すとなんだかすべて笑い話みたいに聞こえて、なんだか楽しそうだなと思います。

・オープンマインド
とりあえず誘われたらやってみる、という姿勢があり、なおかつ、自分の周りの人たちに「今度一緒に行ってみない?」というように声をかけていることが多いと思います。
今度、母が開く予定の体操教室も、なんとすでに生徒を3人確保したらしいのですが笑、そのうち一人は母が誘って一緒に体操教室に行っている近所の方だそうです。
そんなふうに声をかけてもらったら、今度は自分が声をかける、というようにして、ナチュラルに人脈をつくっています。
そんな人脈がありつつ、声をかければやってくれそうな雰囲気があることで、教師を退職した後も仕事のほうから母のところにやってくる状況を生み出しているんですね。

母のような人になりたい

最近、自分の尊敬する人、目標とする人って誰だろう?ということを考えて二人思い浮かんだのですが、そのうち一人は母でした。
わたしは今のところ独身ですが、もし結婚したとしても私は自分の力で稼いて生きていけるようになりたいと思っていて、そのマインドはおそらくずっと働いていた母を見ていて培われたマインドです。

どんなに仕事が忙しくても、家に帰ってきて疲れた態度を全く出さずに、私がご飯を作っていると「ありがとうね」と声をかけてくれました。
休みの日であってもスポ少の大会があれば、頼まれもせずに差し入れのジュースなんかを買って持っていっていました。

母としてはどっちが得か損か、みたいなことは全く考えておらず、自分がされたら嬉しいこと、やって楽しかったこと、食べておいしかったものを周りの人たちに対してナチュラルに共有しようとしているだけなんだと思います。でも結果としてそれが本人にとっていい流れを生み出しているんでしょうね。

わたしもまだまだ人生の迷える子羊状態ですが、母のように自分がやっていて楽しいことを仕事に繋げていきたいなと思います。





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