原稿合宿に行ってきました!(「チャイム」3章の準備をしています)

フォロワーさんと一緒に原稿合宿に行ってきました!

16時にチェックインしてから最終日は10時でチェックアウトするまで、しっかり「こもる」ことができ、大満足でした……。

私は創作小説「チャイム」のネタ出しとプロット作成を進めました。
私が3章と呼んでいる最終章は、こういうことが起きるという情報やこういうことを書きたいという欲望が頭の中に無数に浮遊している状態で、「何を書くか」「どういう順番で書くか」「どのくらいの分量で書くか」がまったく定まらない、混沌とした状態になっていました。
さらに、せっかく書くなら読みやすくわかりやすく面白く、またここまで書いてきた内容のまとめとなるように、さらにやり残しがないように……と自分に対して注文を多くつけていたため、プレッシャーでぐったりとしてなかなか書き始めることができなかったのですが、この半年から一年で過去に書いた話を精読し、文章や内容を整えたおかげで、新しく次の話を書くことへの不安がだいぶやわらぎました。
自分がどのように書きたいか(面白くだとか、わかりやすくだとか)を考え始めるとキリがないし、まだその段階ではないなあと思ったので、一旦は「ネタ出し」ということで、頭の中にある情報やシーンをすべて頭の外に出す、ということをやりました。順番などは置いておいて、キャラごとに箇条書きで、これはやりたい、このイベントが起きる、というのをすべて書き出す感じです。それがだいたい23,000文字になりました。原稿合宿では希望制オプションでスタッフさんによる進捗確認というものがあり、1日目はチェックイン時から夕食まで、2日目は朝食か昼食から夕食までの間にどれだけ作業を進めるかという目標を宣言し、目標を達成するとドリンクが1杯無料になるというオプションがあったのですが、2日目で「ネタ出しを完了する」という目標を立て、夕食時には達成しました。
書いたものは、プロット作成のため出力をしたくて、データのモノクロ出力サービス(データをメールまたはUSBでスタッフさんにお渡しすると、出力していただける)をお願いしたのですが、こちらは私の方でWordファイルなどにまとめてから出力をお願いした方がよかったな……と思いました。ネタ出しはスマホのメモ帳でしており、今回はスタッフさんにお送りするメールの本文に直接内容を貼り付け、メールの本文を出力していただいたのですが、かなりお手数をかけてしまったんじゃないだろうか……と反省しています。それでも依頼内容をご快諾いただき、綺麗に出力してくださいました。頭が上がりません……。
出力紙の内容を確認しながら、2日目の夕食後から朝まで(と、帰りの電車内)でプロットを作っていました。何話で何が起きるのかをここで決めてしまうので、そろそろ面白く、抜けがなく……という自分に対するオーダーを意識し始めるのですが、「面白く」は置いておくとして、「抜けがなく」はだんだん自信がなくなってきたため(今回のネタ出しは頭の中にあるものを出し切るネタ出しだったので、すべて自分の記憶頼り)、プロットを完成させる前にもう一度既刊を読み直し、逐一要素を抜き出す作業をやりたいなと思いました。

頭の中にあるものを出す、という作業をするのにまとまった時間が欲しいなと思っていたので、今回の原稿合宿はちょうどよかったです。すでに書き終えている分は大学生のころ、たくさん時間がある中で落ち着いて構想を練ってから書き始めた話だったので、3章のストーリーもまとまった時間、落ち着いた気分になれる時に考えたいなと思っていました。
2泊3日の原稿合宿は作業以外にやらなきゃいけないこともなく、決まった時間に食事を提供していただき、自由な時間にお風呂を済ませることもできて、頭の中のことにほとんどすべてのエネルギーを費やすことができてよかったです。

また、同行者のみなさんが気心の知れた間柄なのもあり、リラックスして過ごすことができました。チェックアウトした後は小田原駅付近でカラオケにこもっていたのですが、数年前に描いたイラストを出し、(勝手に一人で)チャイムのイメソンカラオケをさせてもらえたのも嬉しかったです。ネタ出しではないですが、頭の中にずっとあるイメージを外に出すことでどこかすっきりとしました。
また曲によっては「昔歌っていたね」とか「このイラスト好き」などと言ってもらえて、なんだかホッとしました。私が好きでやっていることをなんとなく視界に入れてくださっていて、覚えてくださっていたり、好意的な反応をいただけたりすることに、個人的にとても救われる思いがします。面と向かって言われると照れてしまうのですが、本当にありがたいなあと思っています。

そんな気持ちを抱えたまま、3章執筆のための準備をもう少しだけします。それが終わったら初稿を書き始めます!

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