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両下肢麻痺の女性患者が直面するお手洗い介助事情 | おシモへの特別な気持ち



両下肢麻痺になってからというもの、お手洗いにまつわるあれこれが大きなチャレンジとなりました。

私の場合は、実はお小水と排便で話が変わってきます。

私はお小水は導尿バルーン管理となっている人なので尿漏れなどはないのですが、排便はオムツ交換が必要になります。

また、陰部洗浄も毎日あります。

これらには少し、というかかなり、特別な気持ちが絡んでくるんです。

おしもへの特別な気持ち

まずオムツ交換自体が自分ではできないため、介助してくださる方にお願いする必要があります。

特に最初のうちは「申し訳なさ」はもちろんのこと、「恥ずかしさ」を強く感じました。

オムツ交換だけでなく、何もかもしてもらうことへの申し訳なさで謝ってばかりでした。

ちなみに前回お風呂介助は男性も入るときがあると書きましたが、オムツ交換は基本女性スタッフのみとさせてもらっています。

お風呂介助の脱ぎ着などのサポートを男性にされるのはまだ受け入れられたのですが、
さすがにね、、
おまたやおしりをパカッとするオムツ交換の方はまだ受容できずでして、女性が多いのに甘えさせていただいております。

(先日やらかしてしまった大量下血時は、オムツどころかズボンや防水シーツまで下血で汚してしまったので、夜勤の男性ナースにも着替えやオムツ交換手伝ってもらいました)

全て晒すことを受容できるか

介助の方がプロであることは分かってはいても、自分のプライバシーが大きく侵される感覚や、「自分のことすら自分でできないのか」という悔しさが、どうしても心に引っかかります。

でもこれもまた、受け入れていくしかない現実なんですよね。

嫌なら介助の方の手がいらなくなるほどに回復してやる!というモチベーションにもなっているところもあります。

でもでもそれでも、恥ずかしいは恥ずかしい。けれど。

介助の方との信頼関係を築くことで、徐々にですが抵抗感は和らいでいくもので、同性の方なら受容できていますし、「恥ずかしさ」は乗り越えるべき一つのステップだと感じるようになりました。

それでも、完全に割り切れるわけではありませんが、自分の気持ちを素直に伝えることで、スタッフさんも私の立場を理解しようとしてくれます。

オムツ交換という日常の一部でさえ、少しでも快適に、少しでも気持ちが軽くなるように工夫していくことが大切だと実感しています。

毎日のことだからこそ、ずっと嫌だ嫌だとなっていたら苦しいばかり。

そう感じてしまうことも仕方ないとは思いますが、そんな自分の気持ちが少しずつ受け入れて、自分なりのペースで慣れていくしかないんですよね。

うむむ、
今日もこれからおまたパッカリンです。

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