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出張・ビールスタンド重富

淀川をはさんでお隣にある枚方(ひらかた)市。

飲食店の数的には圧倒的に当市・高槻の方が多いのですが、こと、ビールに関してはやたら魅力的なお店が3店舗もあって、いつもいいなぁ……とSNS情報を指をくわえて眺めているのですが、下記のイベントが開催されるとの情報をゲットし、ここぞとばかりに突撃してまいりました。


あの!あこがれの!!ビールスタンド重富が!!!
こんな近くで飲めるなんて!!!!!!(大興奮)


ビールスタンド重富、こと重富寛氏についてはこちらをご参照くさだい。
ざっくり言うと、普通のビールを超絶美味く注いでくれるレジェンド。


週末はイベント等で本店を不在にしておられることも多く、かつお店の営業時間はたったの2時間……。
たとえ広島まで行こうとも、ご本人に巡り合えるハードルは超高く(現に、私はこれまで2回涙をのんでいる)、たとえ大阪でイベントが開催されたとしても、それこそ2時間待ちの某テーマパーク状態になるとのウワサのうまうまビールに……まさかの枚方で巡り合えるとはっ……(感涙TT)

あいにく、先約があったため、ギリギリまで行けるかわからなかったのですが、無事にスケジュール調整ができた3日前に雑にLINEで投げてみたところ、秒で酒好き女子ランナーが釣れた(アルコールが絡んだ案件の決断が毎回超早くて好き)ので、ワクテカしながら双方走って華麗に現地着。

枚方市駅直結のビルにあるビアバー。この日は、ビールスタンド重富の幕が張られた特別仕様。


15時開始のところを、前のめりに15分ほど早めに到着したのですが、すでになかなかの行列っぷりでございました(お店は少し早めに開店していたようです)
とはいえ、我々の前に並んでるのは3~4組だったので、本日のレギュレーション説明(チケット前払い制で3杯分まで。それ以上飲みたければまた列に並びなおす etc.)を聞きながらおとなしく待ちます。

待っている間に、ビルの廊下をぐにゃぐにゃ蛇行しながら列がどんどんどんどん伸びていくのを目の当たりにし、勢いにまかせて早めに来ておいてよかった……と痛感しました。
ローカル開催、ということで安心しきっていましたが、重富人気を舐めちゃいかんのだな……。


なんやかんやで、約30分ほど待って無事に入店。
チケットはもちろん3杯分(一杯900円)購入。

お宝チケットぞよ
メニュー表。ビールはアサヒマルエフ一択。吹田工場(徒歩圏内)の出来たてを枚方(徒歩圏内)まで直送。これぞ地の利!!


一最初の一杯は、まずはこれ!という「一度つぎ」を注文。
現代のサーバーとは異なる構造の昭和の特別サーバから、サーっと見たこともない速度でビールが注がれていた。
勢いよく注ぐことで、粗い泡をつくり、炭酸を飛ばしてのど越しをよくし、ビールそのものの旨味を引き出しているそうです。

すぐに飲むべし!とのことで、秒で写真を撮ってぐーーーーっと一息。
ああああああおいしいビールだなぁ……!!

なんで普通のビールがこんなにも美味いのか



二杯目は、もこもこの泡を体験したく、「三度つぎ」
時間をかけて3回泡立たせながら注いでくれるので、もう泡がソフトクリームばりにもっこもこになります。一度注ぎよりもさらに炭酸を飛ばし、ビールのうまみをたっぷり引き出した注ぎ方とのこと。

3分くらい時間がかかるので、引換札がもらえますが、なんとビールスタンド重富ロゴ入りプラ札。萌え。
ダンディな語り口調とともに丁寧にビールを注いでくれる重富氏の画像もどうぞ!
いい泡……!そしていいお顔!
しばらく時間をおいて泡を落ち着かせます


ということで、でーきーた!!!!

ぷるぷるの泡がすんごいwwww


弾力のある泡を掻き分けてビールにたどり着くのは新触感w
ビール自体の味は、先ほどの一度注ぎとは全くちがって、角がとれて非常にまろやかになっており、苦みの質が全然違うのに驚きました。
いやこれ、おんなじビールだよね……???

私がモコ泡まろやかビールを楽しんでいる間に、同行女子は「シャープつぎ」を楽しんでいらして、キレッキレの苦みがはじけていて(炭酸も強い)一口もらったけど、我々がよく知っている味のビールの超上位互換で、めっちゃくちゃうまい!(注:全部同じビールです)


そして最後の一杯は「マイルドつぎ」
三度注ぎと同じく、時間をかけて注ぐことによって炭酸と苦味を限界まで弱め、ビール本来の甘みを楽めるとのことで、泡のきめがめちゃくちゃ細かくスムージーみたいで、三度注ぎよりもさらに口当たりのよいビールでした。ゆっくり味を楽しめて、〆に最適な一杯!(注:全部同じビールです)

二度目の待機札。色が違うのね。
見よ、このマイルドつぎの泡の粒子感がまったくなくなったとろっとろの泡を……!


てきぱきとビールを注いでいる間も、常ににこやかに説明を欠かさず、エンタテイメント性に富んだ方で、「ビールを注いでもらって飲む」という行為がものすごく楽しいイベントに昇華されていて、こりゃ長蛇の列になるのも納得な方でした。
あと、同じビールでもこんなに味が変わるのか……、という根源的なところも感動。

すごいすごい言いながらビール飲むの、めちゃくちゃ楽しかったので、ビール好きな方は機会があれば絶賛おススメしたいです。
個人的には、某テーマパークよりテンション上がります。私にとっては、めくるめく味でビールを注いでくれるダンディ≫≫≫某ネズミの着ぐるみ、なんだろうな。

ホームの広島でもぜひお目にかかりたいな。


難しい漢字!(><)(諭吉、酒好きやったんやな……)


注ぎ方や重富氏の人となりのさらなる参考資料はこちらをどうぞ(自分用)