見出し画像

4月が嫌いになったきっかけは担任の先生だった話

昨日は桃の節句ということで、ちらし寿司を食べた。ああ、もう4月まで一か月を切ってしまったなと思うと憂鬱である。4月は私にとってまさに地獄の季節なのだ。

4月が嫌いになったのは、人生初の学校生活が始まった頃だった。思い返してみると小学校1年生の時点でもう嫌いだったと思う。正直言うと、小学校1年生の時の担任が嫌いだった。

女性の先生だったが、とにかくよく怒る先生だった。怒った顔しか思い出せない。小学校の頃の思い出話をする機会があっても、その先生が笑った顔はもやがかかったように思い出せないのだ。

今になって思えば、ついこの間まで幼稚園児だった子が30人近くいるので仕方なかったのかもしれない。しかし、当時の私からすれば毎日背筋が凍りっぱなしだった。お恥ずかしながらそれまでの7年間は他人に怒鳴られたことがなかったので、自分が怒られようが他の子が怒られようが苦痛で苦痛で仕方なかった。

それでも、超田舎では「学校に行くことは当たり前」なので熱が出ない限りは通い続けた。その時期に「どうすれば怒られないのか?」を考え続けて結局たどり着いた結論は「勉強ができるいい子になること」だった。出木杉くんになれば怒鳴られずに済むのだ。どんな子供向け番組を見ても勉強ができて大人の言うことをよく聞く子ならば怒鳴られていなかった。

勉強すれば成績は上がったし、成績が上がれば先生の態度は軟化した。夏休みを過ぎたころには、普通に学校に行くことができたしそれなりに学校行事も楽しめた。ありがたいことに、2年生以降の担任ガチャの結果は爆死ではなかったし、3年生の時の担任と6年の時の担任は今思い出しても神引きだ。

ただ、1年生の時の担任はいまでも嫌い。しかし、中学ではこの担任をさらに上回る洗礼を受けたのだが、その話はまた次回に書きます。

ヘッダーの夜桜は去年のこの時期に撮った夜桜です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?